【アトピー性皮膚炎】ワセリンは効果ある?合う合わないが二分化される現実

アトピーの治療や経過は、個人差・環境など多くの要因が影響を及ぼすことをご了承の上お読みください

アトピーに効果があるのは、ワセリン?ニベアクリーム?それとも・・・

保湿クリームの効果は、合った人無かった人意見わかれますよね。

私はワセリンの効果が無かった組です。

アトピー性皮膚炎において、効果の判断基準は

アトピーに効くとは
皮膚の強さを取り戻し、高速回転している皮膚の入れ替わりを落ち着かせること

私は1年ほどワセリンを使っていました。

使っていましたというか、塗りまくっていました。

 

効果が無いのにワセリンを長い期間使っていた理由と、その後の治療の方針をどうしたかについて紹介したいと思います。




ワセリンの能力とアトピー性皮膚炎との相性

ワセリンは皮膚表面にパラフィンの膜を張り、角質層の水分蒸発を防ぐことで皮膚の乾燥を防ぐ効果に加え、外的刺激から皮膚を保護するという働きがあることから、鎮痛・消炎・鎮痒の軟膏剤のような医薬品の基剤や、化粧クリームのような化粧品などの基剤として用いられる。また潤滑剤皮膚の保湿保護剤としても用いられる。
Wikipediaより

ワセリンは薬局やスーパーなど、どこでも手に入る商品です。

肌の乾燥対策に使われることが多いですが、化粧下地に使われたり、リップクリームの代用、一時的に傷口に塗るなど、その用途も多種多様です。

ワセリンを1年使った結果

私はアトピー性皮膚炎の対抗策として、ワセリンをおよそ1年使用しました。

使った目的は皮膚の乾燥対策です。

 

結果として改善も悪化もせず、現状維持って感じでした。

体調や季節によって皮ふの調子の上下はありました。

ワセリンが原因で悪化ということは無かったと思います。

ワセリンを選んだ理由

ワセリンの特徴としては、油っぽさやベタつきが強いことです。

そのおかげで、塗った後に皮膚に残っている時間が長いメリットがあります。

それが「長い時間保湿が期待できる」と思っていました。

僕の皮膚はワセリンの手に負える状態ではなかった

ワセリンでは、弱っている皮膚を守ることはできても、強くすることはできません。

たしかに皮膚を表面から守っていれば、少しずつでも復活するような気はしていました。

しかし、そう甘くはなく、調子が悪い状態が続くと皮ふの状態は悪化する時期さえありました。

 

私にとって最後の砦だったワセリン塗布でしたが、1年ほど続けて見切りをつけ皮膚科を受診しステロイド外用薬治療へと移行しました。

ワセリンは悪くない。アトピーとの相性が悪い

ワセリンの塗布で、アトピー症状が和らいだ人の記事を読んだことがあります。

乾燥による肌荒れがひどかったところに、ワセリンを使用した話でした。

乾燥肌=アトピーではありませんが、アトピー性皮膚炎の症状も出ていたそうで、ワセリンによる保湿で症状は改善したという内容でした。

こう見るとワセリンが有効だったケースもあることがわかります。

 

あるいは、ワセリン以外にも数ある保湿クリームを試し、効果があったなかったを検証する体験談を見かけます。

ただ、ワセリンで症状が改善する人は、ほぼどの保湿クリームでも改善していたんだと思います。

ワセリンだったから、ではないと思います。

 

逆にワセリンのベタつきと高い保湿効果により、皮膚が熱をもち汗をかき、痒みに発展していまうケースもありました。

またジュクジュクの場所には効果は発揮できません。というか痛くて塗れません。


ワセリンで改善しなくても落ち込まない

割と前向きな意見の多いワセリンですが、症状が改善しない人もたくさんいます。

ワセリンにたどり着いた人の一部には「脱ステロイド」から流れている人もいます。

しかし脱ステロイドは マジで おすすめ しません

理由はまた新しい記事で書こうと思います。