集団指導塾の授業についていけないと気づいたら即刻やめるべし!

こんにちは、トカチです。

自己紹介
僕は大学卒業後、個別指導塾に就職しまして3年ほど1つの教室を担当する教室長として働いていました。当ブログではその時の経験をもとに、個別指導塾のメリット・デメリット、集団指導塾との違いなどを紹介しています。

今回のテーマは、集団指導塾で頑張っていたけどついていけなくなった生徒さんのお話しです。

個別指導塾に通い始める生徒さんの中には、元々集団指導塾に通っていたけど、ついていけなくなってしまったという悩みを抱えていた方が少なくありません。集団指導塾を選んだ理由が「友達が通っていたから」「評判がよかったから」というような、周りの情報だけを頼りにしていたことが原因です。

塾を変えることやクラスの変更を希望することは決して恥ずかしいことではありません。むしろ通っているのに成績が上がらない、下がってしまうことの方が大問題です。

今回は集団指導塾でついていけない悩みを抱える皆さんに、今後考えていくべき方向性をお話ししていこうと思います。



集団指導塾についていけない理由はカリキュラムにあり

集団指導塾での授業の形式は、専属の講師が数十人の生徒を対象に行います。そのため、塾で決められたカリキュラム通りに授業が進みます。

集団指導塾についていけない生徒の多くは、カリキュラムのペースが自分の学力に合っていない場合がほとんどです。特に苦手科目はその傾向が強く、授業を聞いて後れを取り戻せる生徒はかなり少ないです。

それもそのはず、勉強が苦手な生徒は「勉強のやり方」でつまづいてしまっているケースが多いんですね。どんなに素晴らしい授業を聞いても、それを消化する技術が身についていないと、「面白かったけど覚えていない授業」を受け続けることになってしまいます。

集団指導塾の強みは先行型授業と指導内容のプラスα

集団指導塾のカリキュラム内容は、基本的には学校の授業に沿ったものです。しかし、学校の授業と同じでは塾としての存在価値が薄れてしまいます。

そこで集団指導塾では「先取り学習」や「学校では教えないプラスαのテクニック」など、聞いて得する情報を盛り込んだ授業を行います。
こういう形式の授業は、「学校で習ったことは頭に入っている生徒」や「学校では教わらない情報が好きな生徒」にはとても魅力的です。

半面、「学校の授業で理解が足りていない生徒」や「授業のおさらいを中心にやりたい生徒」には塾の先生が言っていることがわからない苦痛な時間になってしまうのです。

個別指導と集団指導の違いを個別指導講師目線で比較しました!

集団指導塾についていけないと思ったら即切り替えるべし

集団指導塾に通ってみたはいいけど成績は変わらないし、子供に授業の様子を聞いてもあやふやな返答しか帰ってこない場合は塾の切り替えを検討しなければなりません

選択肢は以下の3つです。

  • 自分の学力にあったクラス・塾に変える
  • 自分のカリキュラムが組める個別指導塾に変える
  • 質問し放題の家庭教師に変える
塾やクラスを変えることは、周りの目がきになってしまうと思います。「ついていけなくて変えたのか」と思われるのがは嫌だなぁと。

しかし無理して合わない授業を受け続けて成績が上がらないほうがもっとマズイです。周りの目が気になるのは最初だけです。自分にあった学習に切り替えて成績を上げなければ授業料の無駄になってしまいます。

フクロー先生
それぞれの変更路線について詳しくみていきましょう。



自分にあったカリキュラムで進めているクラス・塾へ変える

まずは今通っている塾で、もう一歩レベルを下げた授業をしているクラスがないか確認しましょう。成績が上がっていないとはいえ、勉強をやってきた環境を大きく変えるのは生徒にとっては少なからず負担がかかります。

学校の内容を復習することに特化したクラスや、つまずいてしまいやすい単元を念入りに対策してくれるクラスはないでしょうか。

そういったクラスはないけど集団指導の授業が自分には合っているという場合は、ほかの塾で自分にあった内容の授業をやっているところがないか探してみましょう。

自分専用カリキュラムが組める個別指導塾へ変える

集団指導塾では「質問ができない」「つまづいたらそこから先は我慢の時間」といった悩みがつきものです。

そういった悩みを解決できる塾が個別指導塾です。

個別指導塾では生徒一人ひとりに個別のカリキュラムを組んで授業をします。苦手な単元を念入りにやったり、つまずいてしまった原因の単元まで戻って学習したりというように、かなり細かく対応が可能です。

個別指導塾の授業は、「家庭学習ありき」で構成されています。まずは家でテキストや教科書をしっかり読み込んでもらい、関連する問題に取り組んでもらう。そして家で解決できなかったところを塾の授業で解決していくというのが基本スタイルです。

中には家庭学習のやり方がわからないという生徒もいます。そういった場合、授業の1回目2回目を使って家庭学習のやり方から指導していくことができるのも個別指導塾の魅力です。

個別指導塾の1日の授業の流れについては、詳しく記事にしてあります。是非読んでみてください。

個別指導塾の授業ってどんな感じ?とある個別指導塾の授業を体験してみよう!

質問し放題の家庭教師へ変える

もう一つの選択肢として家庭教師があります。

家庭教師の最大のメリットは、わからないところを質問しつくせるところです。満足いくまで疑問をぶつけ、解決までじっくりと取り組むことができます。

家庭教師が向いている生徒の特長としては、「自分で質問したい問題をピックアップできる」「やるべき勉強量を把握している」ということです。

意外に思われるかもしれませんが、家庭教師も集団指導塾と同様に自主性の重要度がかなり高く、何をどう勉強すればよいかわからない生徒の場合、あまり効果を発揮できないことがあります。

「わからないわからない」の繰り返しで授業が進まないというのがよく耳にするケースです。先生との相性もあるのかもしれません。

切り替えるときは必ず体験授業を受けること!

少子化の影響で学習指導業界は生徒の取り合いが激化しています。とくに塾業界はそれが顕著で、狭いエリアの多くの塾が乱立し一人でも多くの入塾生を迎えようと必死になっています。

それと合わせて最近よく見受けられるのが「無料体験授業」や「テスト対策5回授業無料」といった、無料でお試し授業が受けられるサービスです。自分の教室の良さを理解してもらったうえで入塾を勧めているということです。

せっかく入塾してくれたのにすぐ辞められてしまうと、生徒が減ってしまうばかりではなく「悪い評判」が立ってしまう恐れがあります。口コミや評判は塾にとって最も気にしているところですからね。

特に塾を変える場合には、勉強の方法が変わるので体験授業を受けることを強くオススメします。今どきは2~3回無料で受講できる塾がほとんどです。ケチクサイなどと思わず積極的に活用しましょう。

終わりに

今回は集団指導塾で成果が出ていない、授業についていけてないとお悩みの方へというお話しでした。

学習環境を変えることは気分転換による意欲向上を狙えます。また、今まで不満を持っていたところを解決してあげることで、「家族もあなたの勉強に関心を持っているよ」というメッセージになります。

体験授業を受けるときは、授業の様子を少しだけ覗いてあげてもいいと思います。僕の教室では短時間ではありますが授業参観も実施していました。親御さんには好評でしたが、子供には不評でした(笑)

人生の中で勉強を仕事とする時間は高校までだと12年、大学までいくと16年だったり18年だったりと意外と長いんですよね。そしてそこで培った「学習内容」や「学び方」は自分の生きる力として将来ずっと活躍します。

「勉強は苦手」「新しいことは無理」と諦めてしまう大人が増えている現状、子供のころにいかに良い学習時間を持てたかにかかっていると思います。よりよい環境を提供するためにも、子供と一緒に考えてあげるように心がけてほしいと思います。

 

ねこさん
最後までお読みいただきありがとうございましたm(__)m