社会人の効果的な勉強法は中学校の復習にあり!やり方からその先まで徹底解説します

こんにちは、トカチです。

社会人になって少し経つと、生活のペースにも慣れてきて時間の余裕が出てきます。趣味や運動に費やしたり、テレビやDVDを見てノンビリ過ごすなど時間の使い方は様々です。

中には時間を有効に使おうと「勉強しよう!」と一念発起する人もいます。書店に行くと社会人向けの勉強法に関する本がズラリと並んでいますし、若いサラリーマンから年配の方まで幅広い層が関心を示しているのがわかります。

しかし実際に勉強について計画を立ててみると、あるにぶつかります。

「いつ」「どうやって」「何を」勉強したらいいのやら、そもそも今の自分は勉強を頑張れるのか?
せっかく勉強しようと思い立ったのに、勉強する自分がイメージできずに計画倒れに終わってしまうケースをよく耳にします。2~3日頑張ってみたけどすぐやめてしまったというケースも多いです。

自分も同じようにすぐ投げ出してしまうかも・・・と不安を感じることだと思います。

そんなあなたに提案します。

「まずは中学の復習やってみて!」




目次

社会人の勉強は中学校の復習から始めよう

僕が社会人になって最初にやった勉強は「中学の復習」です。というのも就職先が個別指導塾で、小中学校の5科目を総復習する必要がありました。受験生もいるので、中途半端な学力では仕事になりません。必死に勉強しました。

復習を全て終えるのにかかった時間はおよそ2か月、小中あわせて6学年分の問題集をやりきりました。率直な感想は「復習は結構早く終わるもんだな」です。特に数学・理科は得意科目だったのもあり中学3年間分を2週間ほどで駆け抜けました。

苦手な社会は2か月まるまるかかりましたし、復習を終えてもなお不安です。

得意科目の復習に取り組んで、「勉強」を思い出そう

「復習科目」には知識と記憶が残っている得意科目を選びましょう。「学び」よりも「学習スタイルの確立」を目的としていますので、理解に苦しむ科目は向いていません。

取り組みやすい勉強内容を選んで、鉛筆と消しゴムとノートを用意して机に向かってみましょう。

ただし簡単すぎるレベルまで戻ってはダメです。「調べる」「解決する」「覚え直す」作業も勉強の一環ですから、それなりに手ごたえのあるレベルを選ぶといいです。書店でドリルをパラパラしながら探してみてましょう。

ただ問題を解いて「あー楽しかった」は今回の目的ではありません

将来的に難しい勉強に取り組む際、自分で調べなければならない場面はたくさん出てきます。わからん⇒ブン投げるではなく、わからん⇒調べるの習慣をこの時期につけてしまいましょう。

勉強のペースが作られ、勉強習慣の基礎作りができます

長いこと勉強から離れると、自分の勉強する能力がわからなくなります。

集中力・読解力・整理する力など、勉強にはたくさんの能力が必要です。かといってすべての能力が備わっている人はなかなかいません。

足りない能力は補っていきましょう。

集中力に自信がない

集中力に自信がない場合、集中力が高まる方法を自分なりに編み出しておく必要があります。

オススメの方法をいくつか紹介します。

✓音楽を聴く

音楽を聞くことで簡単に気分転換ができますよね。あとは静かすぎる環境で集中できない人にも音楽はオススメです。

今は定額で音楽をダウンロードできるサービスも増えましたし、準備には困らないと思います。

✓ドライフルーツ+ミックスナッツのコンボ

集中力を高める食べ物はチョコレートといいたいところなんですけど、カロリー高いし太るしってことで僕はドライフルーツとミックスナッツをオススメします。

✓5分間外界を遮断する

勉強を始める前、あるいは集中切れたと思った時にオススメなのが、光と音を5分間遮断することです。

脳を一瞬休ませてあげるとその後の集中が持続しやすくなります(トカチ調べ)受験勉強のときにこの方法で効果的に小休止をとっていました。オススメですよ。

社会人向けの学習内容はただでさえ内容が難しい

社会人の勉強は、資格取得やスキルアップを目指すものがほとんど。内容は簡単ではありません。

さらに学生時代と比較すると社会人の勉強は環境に恵まれないことが多いです。

社会人の勉強環境は厳しい?

学生時代は先生が授業で教えてくれたり、参考書が豊富に用意されているなど環境はよかったんです。さらには周りには勉強仲間がいて、孤独感もありません。

しかし社会人になってからは、わからないことは自力で解決しなければなりません。解決できなければ「ここは捨てよう・・・」と取捨選択を繰り返す場合もあります。通信教育を使えば、勉強の効率は上がりますが途中で挫折パターンに陥る可能性はゼロではありません。そして孤独です。

学生時代に比べると環境は劣悪の極みと言ってもいいでしょう。

そんな状況も知らず「オラ勉強すっぞ!」と決意して、何冊も参考書を購入したり何万もする通信講座に申し込んだりしては、お金があっという間にカメハメ波です

だからこそまず、安価で試せるお勉強として「中学の復習」をオススメしています。

勉強の継続はモチベーション維持が必須条件

繰り返しになりますが、社会人の勉強内容は資格取得・スキルアップを目指すものが多いです。そしてその先にあるのは、転職や資格手当という形での「給料アップ」、趣味からセミプロへの階段を上がる「人間力アップ」です。

努力をもって自分の人生を豊かにするために頑張るわけです。

ここだけ見ると非常に魅力的ですし、資格取得が給料アップの最短距離になる分野も少なくありません。

しかし忘れてはいけないのは、熱意が持続しないと成果は得られないということです。

努力の成果は資格試験・検定・実技試験など様々な形で試されます。そしてどれも中途半端な準備で結果を出せる程、簡単な物ではありません。血のにじむ努力すら報われないこともある世界です。

行政書士試験にチャレンジした体験談

僕はかつて行政書士の資格を取得すべく、仕事を辞めて7カ月ほど勉強に打ち込んだことがあります。いわゆるニートってやつです。本当にすべてを放り投げて勉強だけに費やしました。

行政書士の平均学習期間は4~5か月ほどと言われ、通信講座が数多く用意されています。僕も某通信講座のお世話になりながら頑張りました。試験直前の模擬試験では合格ラインを超えるようになっていました。

そして落ちました。えぇ落ちましたよ、まじでびびりました。センター試験を受けた時よりも手ごたえあったのに。

居候させてもらった実家には「半年限りの一本勝負」と約束していたので、落ちた時のことを考えて試験後には就職していました。合格発表まで2か月ほど空いてしまいますので「とりあえず働け」ということで。

あまり長く続けるつもりの無かった内勤の仕事につきましたが、試験に落ちた影響で、今もなおそこで働いています(´・ω・`)

チャレンジ失敗で得たもの

負け惜しみになりますけど、落ちたこと自体はビビりましたけど悔しいとかはありませんでした。

半年間勉強だけに打ち込むってなかなかできる経験ではないので、その達成感が不合格の衝撃を和らげてくれたのかもしれません。

一方で、半年間モチベーションを維持し続けられた自分に、今となっては正直驚いています。

それができた要因は2つと思っていて、

  • 塾講師の準備のための集中学習期間
  • 日常的に受験情報や教育論をインプットアウトプットする仕事だったこと

この2つのお陰だと思っています。どちらかが欠けていたら、行政書士試験にはチャレンジしていなかったでしょう。僕はたまたま実家の居候を許可してもらえたので、環境にも恵まれたことも要因となっていると思います。

行政書士試験は失敗こそしましたけど、新しい挑戦をするための土台作りをすることができたと思えば、無駄ではなかったかなと思います。

勉強習慣は鍛えて得るもの

今はこうしてブログで情報を発信していますけど、人に読まれる文章術とか、あるテーマの情報収集のノウハウはやはり勉強が必要です。ブログ界隈は努力の成果が出るまでに数年レベルのタイムラグがあるので、モチベーション維持が難しいです。

自己満足に走ると読まれない、読まれることを意識したら楽しくなくなった、このジレンマはブロガーあるあるです。

そんなジレンマを抱えつつも、日々の学びがモチベーションの下支えになっているのは言うまでもありません。




勉強初心者の社会人にオススメの勉強内容

さて、精神論はここまでにします。

ここからは社会人になってから、勉強初心者になってしまった人向けのオススメ学習内容をいくつか紹介していきます。

1.得意だった科目の問題集を1冊やり切ってみる

まずは得意科目を頑張る編です。選ぶ教材は受験対策用の3年分まとめたシリーズがオススメです。

科目の選び方も、高校受験対策用のレベルである程度サクサク進められる科目がいいですね。

1ページ目から調べ物しないと全く進まないようではちょっと苦しいかもしれません。面白くなくなってしまうと思います。

注意点は、1ページも漏らさずやること、最後までやり切ることの2つ。

ノートにやるかとか書き込むかとかは、自分に合った方法を採用するといいです。

2.漢字・英語・数学の検定を受けてみる

英検(英語検定)や漢検(漢字検定)は一度は耳にしたことがあるでしょう。

履歴書に書くために取る!というイメージを持たれがちですが、これらも将来役に立つ立派な資格です。

テキストの復習は「自己満足」と言えばそれまでですが、検定を目指した勉強であれば「成果」まで見れるのでモチベーションアップにつながります。

✓英語検定

英語検定は5級から始まって3級で中学卒業レベルです。準2級をへて2級で高校卒業レベル、準1級、1級と難易度があります。

自慢じゃないですが僕は中1で英検3級に合格してます。大学受験前に受けた2級は落ちました。油断禁物です。

✓漢字検定

漢字検定は10級から始まり3級が中学卒業レベルです。1級の試験は見た事ない漢字しか出ません。

✓数学検定

数学検定は11級から始まり3級が中学卒業レベルです。たまに小学生が2級とか1級に合格してニュースになる資格です。

3・専門書の解説書作り

紹介した中では最も社会人向けの勉強法です。

専門書に「中学生にもわかるような解説書」を作るイメージです。ですので、中学生に理解させられるレベルの専門書がいいです。

たとえば簿記3級あたりはいいですね。専門用語がかなりの頻度で出てきますが、理解不能ということはありません。お金の流れの話ですから。

これを中学生が滞りなく読み進められるように解説書を作るわけです。練習問題に対しても解法・解説を作ります。

この方法は自分の理解を深められると同時に、情報のアウトプットの練習になります。

将来何らかの専門スキルを習得したときに、転職や給与アップに反映させるためにはそのスキルを発信していかなければなりません。

「自分、不器用ですから」と誰かに気づかれるのを待っていたら、そのまま定年を迎えてしまいますよ

取り組む順序

1の「問題集を解く」と2の「検定の準備をする」は問題を解く作業で勉強のペースをつかむことができます。

一方の3の「解説書作り」は問題を整理する作業でペースをつかみます。

社会人が取り組んでいく勉強は「整理する作業」の方が重要になります。問題を解く作業でペース作りができたら、今度は興味ある分野の専門書を整理していきましょう。

ある程度勉強に自信があるのであれば、最初から整理する作業に取り掛かってもいいと思います。

確立された勉強スタイルは裏切らない!

冒頭でも紹介しましたが、僕は塾業界に就職した直後、2週間ほどかけて中学3年分の5科目を総復習しました。数学・理科・英語は問題を解く作業のみで、社会と国語は整理するための解説書を作る作業も併行しました。(時間がかかったのはそのせいですね)

苦手科目や難しい科目になるほど、整理する作業に時間をかけます。そうすることで自分の中の理解が深まりますし、定着具合が段違いに良くなります。また時間が経って再び復習が必要な時も、記憶の回復がとても楽になっているのが解ります。

あとは成果を出すためにどれだけ時間をかけられるかという勝負となり、モチベーション維持に意識を傾けるだけです。

勉強内容を選ぶのが楽しくなります

資格やキャリアアップの勉強を選ぶとき、どうしても見てしまうのが「合格率」「取得にかかる時間」です。

「合格率3%、平均準備期間6か月」なんてのを見たら、どんなに興味がある資格でも尻込みしてしまうところです。行政書士の資格がまさにそれぐらいでした。

「他にも合格率5%、準備期間8カ月」の気象予報士や、「合格率2%、準備期間2年」の社会労務士なども興味ありましたね。時間が許してくれるなら取り組んでいたかもしれません。

「勉強への不安」を拭っておくことが成長への近道です

僕は行政書士にチャレンジし失敗して就職して今に至るわけですが、後悔はありませんし良い経験ができたと思っています。

勉強することで人生のレベルを上げられるのは知っている、だけど頑張れる自信がないから手を出さないのは、非常に勿体ないです。

可能性を広げる為に、頑張れるかどうか試してみてほしいです。色々やってみたくなりますよ

モチベーション維持のために、遠くのゴールを決めておく

僕は塾業界に入りたての頃に「強制的に」勉強せざるを得なかったので、結果的に「頑張れる自信」をつけてもらいました。それを活かして資格試験にも挑みました。

今この記事を読んでくれているあなたも、将来何か資格を取ったりスキルアップしたりを目指すキッカケを探していることと思います。

目的やゴールを最初に決めておいた方がやる気に繋がる場合もあります。

解りやすいのはやはり資格取得です。自分が興味をもてる資格をゴールに据えると、自分を見失わずに継続して学習にのぞむことができます。興味ある資格がどんな学習をし、どんなステップアップにつながるのかを事前に知っておくとさらにモチベーションにつながります。

無料で資料を見ることもできますので、必要に応じて見てみてください。

リンク先の下の方から資料請求もできます。種類が多いので紙の方がよければそちらをお使いください。

終わりに

子供の頃の勉強は義務でした。周りのみんなやってるし、親は宿題やったのとうるさいし。

やりたいと思ってやってる人なんてほんの一握りだったはずです。

時が流れて勉強が義務ではなくなった今、この記事をここまで読んでくれたあなたは、一握り側に回っています

ホントは仕事が終わればビールを飲みながらテレビを見たり、お菓子をつまみながらYoutubeをみたり、SNSで友達と絡んだり、やりたいことは山ほどあるはずです。

そんな世の中の騒音に囲まれる時代に「勉強」に目線を向けていることは本当にすごいことです。学びは自分だけでなく身近な人にも影響を与えることができますし、それは自分に返ってくるようになります。

鉄は熱いうちに打て!です。

自分の人生の幅をひろげるキッカケに気づいた今のうちに、はじめの一歩を踏み出しましょう。