小学5年生の算数つまずき単元トップ5!親も復習が必要かも?!

学生の勉強

小学校5年生は、小学校に入り順調だった勉強に陰りが見える学年です。

特に算数はそれが顕著に見られます。

今回はその理由と、つまずきやすい単元をピックアップしていきます。

5年生より前でつまずいているかも・・・という場合は4年生バージョンをご覧ください。
小学4年生が算数でつまずく理由とその対策




小学5年生が学習する算数の単元一覧

まずは小学5年生で習う単元を見ていきましょう。

  1. 整数と小数
  2. 2つの量の変わり方
  3. 小数のかけ算
  4. 小数のわり算
  5. 体積
  6. 図形の角の大きさ
  7. 合同な図形
  8. 整数の性質
  9. 分数のたし算とひき算
  10. 四角形と三角形の面積
  11. 正多角形と円
  12. 分数と小数、整数
  13. 数量の関係の調べ方
  14. 平均
  15. 単位量あたりの大きさ
  16. 角柱と円柱
  17. 割合
  18. 帯グラフと円グラフ
  19. 分数と整数のかけ算・わり算

こう見ると多いですよね~

そしてそれぞれの単元がどれも難易度高く見えますよね。

自分も苦手だったなぁ、そんな記憶が甦ってくる名前もあるのではないでしょうか。

 

今回は5年生の算数でつまずく単元トップ5を順にみていきましょう。

5年生がつまずく単元第5位!【単位量あたりの大きさ】

「単位量あたりの大きさ」と言われて、どんな勉強をする単元かピンときませんよね。

 

思い出しがてら例題を紹介します。

こんな問題をやる単元
「人口100万人・広さ50平方キロメートルのA市」と「人口50万人・広さ10平方キロメートルのB市」、それぞれの人口密度を求めて、どちらか混んでいるかを答えなさい。

パッと見なんとなくBの方が混んでそう・・・?っていうところは分かると思います。

ですがこの単元では、根拠となる人口密度を求める必要があります。

 

人口密度は「人数÷面積」で求めます。

A市 ⇒ 100万÷50平方キロ=2万
A市は1平方キロメートルあたり2万人いることになります。

B市 ⇒ 50万÷10平方キロ=5万
そしてB市は1平方キロメートルあたり5万人います。

ということで同じ面積にいる人数が多い「B市の方が混んでいる」ということになります。

というような問題です。

 

この単元でつまずいてしまう理由としては、割り算の使い方がわからないという点です。

授業では「割り算を使いましょう」と事前に言われているので、なんとなく「大きい数字÷小さい数字」で問題は解けてしまいます。

しかし、いざテストで聞かれると、「割り算を使う」のはわかっていても、「どっち÷どっち?」と迷ってしまい手が止まってしまいます。

【単位量あたりの大きさ】を乗り切るポイント

この単元は計算で解く問題ではありますが、その前に「何を聞かれている?」かを把握しなければなりません。

 

やりがちなのが、「人数を面積で割ればいい」と覚えてしまうこと。

人口密度を求めるのであれば正解です。

しかしこの単元には落とし穴があります。

もう一度先ほどの問題を見てみましょう。

  • A市は100万人が50平方キロ
  • B市は50万人が10万平方キロ

ここですぐ「100÷50と50÷10!」ではダメなんです。

もちろん「混んでいるのはB市である」という答え自体は正解です。

 

しかしこの単元ではもう1つ、「理由」を答えないと正解にはなりません。

そしてその「理由」の部分で、問題文をしっかり読まないで間違えてしまうことがあるんです。

 

見落としてはいけない「設問」
  1. 1平方キロあたりの人数を出して、混んでいる方を答えなさい。
  2. 1万人あたりの面積を出して、混んでいる方を答えなさい。

 

1番は人数÷面積で1平方キロにいる人数を出して求めます。

2番は逆で面積÷人数で1人分の面積を出して、狭いほうが混んでいるという答え方をしなければなりません。

 

この違いを問題文を読んだ時に判断できないと、正解なのに不正解現象がおこり、なんで間違っているかわからない!と苦手意識を植え付けてしまう原因となってしまいます。

 

この単元を解くキーワードは「○○あたり」という言葉です。

○○に来るものが、割り算の後ろ!と覚えれば、ほぼ間違いありません。

 

「面積あたり」だったら人口÷面積、「1人あたり」だったら面積÷人口

これさえ覚えていれば、解き方も答えも正解となります。

 

問題を解く練習するときは、「○○あたりを聞かれている」ということを意識してみましょう。

練習すると聞かれ方や答え方にも慣れて、パズルのように解ける様になります。

5年生がつまずく単元第4位!【分数の足し算・引き算】

たまに話題になる「分数ができない大学生」は5年生で習う「分数の足し算引き算」ができないんです。

 

5年生で習う分数の足し算は、分母が違います。

分母が同じ分数の足し算は4年生で学習済です。

分数と初めて出会うのは3年生です。

そこから少しずつ分数のルールや特徴を勉強していくわけですが、徐々に難易度があがり考えなければならないことが増えていきます。

 

分母を合わせて、分子を足して、約分できるなら約分して、仮分数は帯分数に直して・・・

1つの計算問題に対して注意するルールが沢山含まれています。

積み重ねたルールを上手に使えないと「分数苦手・・・」と苦手意識がついてしまうんですね。

そうならないためにも、分数に関しては戻り学習で復習しておくといいでしょう。

【分数の足し算・引き算】を乗り切るポイント

さて、5年生で学習する「分数の足し算・引き算」は分母が違う(異分母といいます)ので、通分をする必要があります。

通分は5年生で学習しますが、分数のルールが曖昧だと「足し算引き算」の前の通分でつまずきます

「分母を倍にしたら分子も倍にする」というような基本ルールから始まり、分母が同じになったら分子だけ足し算するという最終段階まで、ここまで勉強した様々な単元の要素が盛り込まれます。

公倍数・公約数の勉強もおさらいしておいた方がいいですね。

 

そして冒頭にも出てきた「分数の足し算ができない大学生」の話ですが、分数の足し算はルールが非常に多いので、解いていない時間が長いとウッカリ間違えてしまうんですよね。

分数に苦手意識を持たないために必要なのは、

とにかくたくさん練習する!

これに尽きます。

解き方はわかっているけど、約分忘れ、分子を足すときにウッカリミスといった間違えを繰り返してしまうと「自分は分数はダメだ」と決めつけてしまいます。

 

分数の問題をたくさん解く練習を積むことで、

自分はどういう間違え方が多いのか

特にここを気を付ければ正解率が上がる!

ということに気づくことができます。

「理解ができていなくて間違える」ではなく、「ミスに気づけなかったから間違えた」と思えれば「やればできる」単元にすることができます。

 

解き方が理解できているのであれば、ひたすら練習をする!

これが分数に苦手を意識を持たない唯一の方法です。




5年生がつまずく単元第3位!【合同な図形】

「同じ形の図形を見つけましょう!」という単元です。

多くの人が図形・合同と聞くと、苦い思い出がよみがえる単元だと思います。

「合同」は5年生から始まり、高校受験や大学受験まで非常に長い付き合いをする単元だからです。

 

5年生ではその準備として、定規や分度器を使って正確に図形を書く練習をします。

また、三角形、四角形などの特徴を学びます。

「三角形の内角の和は180度」といった基本的な内容から、多角形の内角の和を求める方法などのテクニック的なところまで、その内容は多彩で地味~に量も多いです。

 

この時期に図形に対して苦手意識を持ってしまうと、今後かなり厳しい戦いを強いられることになります。

中学生でやる「証明問題」のような難しい内容ではないので、5年生のうちにたくさん図形に触れておくことが大切です。

5年生がつまずく単元第2位!【整数と小数】

分数とならんで算数・数字のルールでつまずく単元が小数です。

5年生でやる小数の勉強はこんな感じ。

12.3456はどんな数字かというと

10が1個
1が2個
0.1が3個・・・

といった特徴を抑える単元です。

もう1パターン

0.01を10倍すると小数点が移動して0.1になる

 

4年生では足し算、引き算までだったので、小数点の存在をあまり深く考える必要はありませんでした。

 

しかし5年生では掛け算、割り算まで学習します。

0.1+0.1=0.2

をすんなり受け入れていたのに

0.1×0.1=0.01

0.1÷0.1=1

の仕組みに拒否反応を起こす子供は珍しくありません。

 

しかもこの単元は5年生のスタートで学習する教科書が多く、5年生になり突然算数がわからなくなったと感じてしまう子供が多い原因の一つでもあります。

小数の苦手を引きずらないために

小数、分数に共通して言えるのは、

計算のルールが多いこと(分数でも書きましたね)

そのせいで、1つ気を付けたらもう1つのルールの部分で間違えてしまう・・・

ミスを繰り返してしまうせいで「自分には解けない」と思ってしまうという悪循環です。

 

分数のとき同様、何度も解いてルールに慣れることが克服の近道です。

5年生でできなくても、大人になったら小数や分数って解けますよね。

長い年月で何度も触れてきて、場数を踏んだおかげで当たり前のように解けます

 

慣れるのに必要な練習量が10問で済む子もいれば、100問解いてようやく慣れる子、1000回解いてもミスを繰り返してしまう子、いろいろいます。

必要な練習量はそれぞれです。

しかし、練習すれば克服できる単元なのは間違いありません。

何か月かかっても構わないと思います。

さきほどの「合同」は大人になったら使わないかもしれません。

しかし分数・小数は大人になったら当たり前のように使いますよね。

 

百歩譲って図形は捨てたとしても、この単元は必ず克服しましょう。




5年生がつまずく単元第1位!【割合】

堂々の第1位は「割合」!!

元にする量、比べる量、割合 の3兄弟が子供たちを苦しめる単元です。

 

「割合」の単元でやる問題は3パターンです。

3兄弟いるからですね。

  • 元にする量を求める問題
  • 比べる量を求める問題
  • 割合を求める問題

 

その前に具体例を上げて3兄弟それぞれを確認しておきましょう。今回は「タケノコの里(30粒入)」を使います。

例題
たけのこの里30粒のうち、半分にあたる15粒を食べました。

例題の中で元にする量、比べる量、割合はどれかな?

元にする量 → 30粒

比べる量 → 15粒

割合 → 半分

このように当てはまります。

 

実際の算数の問題では、比べる量が空白だったり、元のする量が空白だったりします。

他の2つの数値から空白の値を求める、というのがこの単元の趣旨です。

 

「割合」は読解力と計算力と練習量が物をいう単元

「2つの値を使って残り1つを求める」とサラっと書きました。

これは、問題を解くために必要なスキルが詰まっていることを示しています。

「割合」に求められるもの
  • 何を使って何を求めるかを読み解く読解力
  • 小数や分数を使う計算を正確にとく計算力
  • 多くの出題パターンをこなす練習量

計算に自信があっても、式が作れなければ解けません。

読み解く力があっても、計算ミスが多いと得点になりません。

数問解いただけではすぐに忘れてしまい、次の学年で勉強し直さなければなりません。

 

僕が受け持っていた生徒で、こんな解き方をしている生徒がいました。

「とりあえず掛け算して、割り算もして、それっぽい数字が出たからこれが答えだな。」

1つの問題に対して、いろんな計算パターンを試してそれっぽい答えから選ぶという作戦。

 

実はこれ、ある市販の教材で「困ったらこう解く!」と紹介されている方法です。

 

間違いなくやめたほうがいいです。

割合をマスターするのに必要な3つのスキルのうち、計算力しか使わずに解くことになります。

 

問題文で「何を聞かれているか」を読み解く力は、割合に限らず多くの単元で必要なスキルです。

「下手な鉄砲、数打ちゃ当たる」で算数・数学を解こうとしてはいけません。

 

割合を苦手にしないコツ

「割合」でつまずく大きな問題は、目に見えない数値が出てくることですね。

たけのこの里の例でいくと

箱の中の30粒→見える

食べる15粒→見える

半分→見えない

50%とか1/2とか、割合を表す数値は目に見える物ではありません。

 

「ほら、これが50%だよ」と手に乗せて見せてくれるオジサンはインチキおじさんです。

 

そこで最初にやっておくといいのが、日常生活の中で割合を見つけることです。

例えば。

1時間は1日に対してどれくらいの割合か。

1日は24時間だから、そのうちの1時間なので1/24

と、スラスラっと出てくれば考え方は大丈夫です。

 

ここが出てこない場合は「たけのこの里の半分(50%、1/2)」とか「4袋入りのうちの1つ(25%、1/4)」というような、目に見える物を使って割合の表現に慣れるといいです。

 

円グラフを使った解説書をよく見ますが、「グラフ」に対する拒否反応を持つ子もいるので注意が必要です。

 

割合は5年生の単元の総合問題でもあります。

分数や小数の計算はこのためにやってきたようなものです。

ここでつまずくと、6年生以降でも似た単元が何度も出てくるので、かなりの苦労が予想されることになります。

 

最後に

5年生が勉強でつまずく理由は、僕としてはこのように考えています。

 

5年生が勉強でつまずく理由
  • 文章題が増えてくる
  • 計算のルールが難しくなってくる
  • 概念系が増えてくるしスピードが上がる
  • 行事が増えて時間数が足りないことがある

5年生になると授業の難易度が上がり、つまずく生徒とそうでない生徒の差が大きく広がりだします。

また過去の勉強内容を使って解く問題が増えるため、ごまかしてきた部分が一気にさらけ出されることになります。

 

ただ小学校の学習内容は、取り戻すのに時間はあまりかかりません。

つまずいてしまう生徒のほとんどが、練習量不足によるものです。

 

勉強は予習よりも復習の方が身につくと言われています。

昔やったことを思い出しながら練習すれば、苦手意識も徐々に薄れるでしょうし、そこで解決しておくとまた忘れた時に思い出すのが非常に楽です。

見て見ぬふりをして将来壮絶な苦労をするか、今のうちに少しずつでも手を加えておくか

 

どっちにするかは、あなた次第です!!

 

子供は自分ではやりませんからね。

親がやらせられるかどうか、それが

 

あなた次第です!!

ってことです。