【祝・新人王!大谷翔平】日本ハム時代5年間の成績のダイジェスト

こちらの記事は、2018年シーズンが始まる直前に書いたものです。

大谷翔平選手が、いよいよメジャーリーグのエンゼルスへと戦いの場所を移します。

今回は大谷選手の日本ハムファイターズでの5年間を、記録を元に振り返ります。

強烈なインパクトが多い大谷選手ですが、意外と険しい道のりを辿ったことが見えてきます。



2012年ドラフト会議 ~大谷伝説序章~

大谷選手は高校卒業時、プロ志望届を提出しました。

プロ志望届は日米関係なく、プロ球団への道を希望する選手全員が提出します。

しかし、大谷選手はドラフト会議前に「すぐアメリカに行きたい」と公言しました。

これは暗に「日本の球団は指名しないでね」という意思表示でもありました。

ドラフト会議当日

当然ながら、スーパールーキー大谷の指名を避ける球団が続出します。

ドラフト会議では、12球団が順番に将来有望だと思う選手を指名していきます。

1人の選手に複数の球団が指名すると、球団の代表者によるくじ引きで指名権を決めます。

このくじ引きは、ドラフト会議の1つの見どころだったりします。

当たりを引いた球団は指名選手決定、くじに失敗した球団は次の候補選手の指名へ。

これを全球団10人ほどが決まるまで繰り返します。(人数は球団により異なります)

 

大谷を指名しても、入団してくれない(メジャーに行く意思が固い)

それなら入団してくれる他の優秀な選手を指名しよう

というのが各球団の思惑でした。

 

しかし北海道日本ハムファイターズはやってくれたんです。

「その年で1番の選手を指名する」

という方針のもと、ドラフト会議で大谷選手1位指名を敢行。

会場アナ「北海道日本ハムファイターズ・・・大谷翔平、投手」

のアナウンス後の会場の盛り上がりはすごかった・・・

「「日本で大谷選手が見れるかもしれない・・・!」」

ドラフト会議後

指名したことに沸いたとはいえ、最初は正直淡い期待でした。

ドラフト会議直後の会見で大谷選手はこう言っています。

「うれしいけどアメリカ行きます」

僕も含め多くの人が「ですよね~」と思いました。

 

それでも日ハムは諦めませんでした。

 

およそ2か月間、日本ハムファイターズは4度にわたり交渉を行いました。

二刀流への道、その育成プラン、メジャー行きのスケジュールまで・・・

そしてその粘り強い交渉の結果、ついに・・・!

大谷翔平の決意

大谷選手は日本ハムファイターズに入団を決意しました

道民のみならず野球ファン歓喜の瞬間でした。

オオタニさんが北海道にやってくる!

2012年、12月の出来事です。


日本ハムファイターズ公式ページ




2013年 ~大谷デビュー~

キャンプから注目されまくっていた大谷選手。

公式戦デビューはすぐに訪れます。

公式戦デビュー(打者)

3月29日西武ドーム開幕戦、8番ライトで先発出場。

日本ハムの高卒ルーキーが、開幕戦で先発するのは張本勲さん以来59年ぶり。

2安打1打点を記録し、53年ぶり2人目の開幕戦新人複数安打を記録します。

公式戦デビュー(投手)

投手デビュー戦は5月23日のヤクルトとの交流戦でした。

このときは5回を投げますが勝敗はつきませんでした。

6月1日に中日戦で5回3失点でプロ初勝利達成

6月18日広島戦で5番ピッチャーで先発出場。指名打者がない試合での先発はこの試合が初で、2刀流お披露目となりました。

7月10日楽天戦でプロ初ホームランを記録。

2013結果

投手成績 13試合に登板し、3勝0敗 防御率4.23

打者成績 77試合に出場し、打率.238、3本塁打、20打点でした。

2014年 ~大谷の成長~

5月13日西武戦でプロ初完封を達成。

2013年は1試合の平均投球回5.5回でしたが、2014年は平均投球回6.4回に増えました。

6月4日 当時パリーグ最速の160km/hを記録。

7月9日 1試合16奪三振を記録。16奪三振の最年少記録を更新しました。

8月26日 シーズン10勝到達。9月7日にはホームラン10本に到達。同一シーズン2桁勝利と2桁ホームランは史上初となります。

10月5日楽天戦 162km/hを記録。日本球界最速投手(タイ)となります。

2014結果

投手成績 24試合に登板し、11勝4敗、防御率2.61

打者成績 86試合に出場し、打率.274、10本塁打、31打点でした。

 

2015年 ~大谷投手で3冠~

3月27日 開幕投手を任され見事勝利。そこから破竹の6連勝を記録します。

オールスター戦投手部門でファン投票選出されます。前年に打者でファン投票選出されていたので、両方で選出された経験を持つ史上2人目の選手になります。

この年は22試合に登板し、15勝、防御率2.24、勝率.750で最多勝利、最優秀防御率、最高勝率の投手三冠に輝きました。

打者としてはシーズン当初から不調が続き、5年間で最も少ない打席数に終わりました。成績も5年間では打率・本塁打・打点とも全て最少の成績に終わっています。

2015結果

投手成績 22試合に登板し、15勝5敗、防御率2.24

打者成績 70試合に出場し 打率.202 5本塁打、17打点でした。




2016年 ~大谷覚醒~

5月29日 楽天戦 パリーグ史上初※DH解除で6番・投手で先発。投げては7回を4安打1失点で勝利投手、打っては3安打猛打賞を記録する大暴れを披露しました。

※DH(ディーエイチ)とはピッチャーの代わりに打席に立つ選手のこと。パリーグはDHがいます。セリーグはいません。

6月5日 巨人戦 163km/hを記録

7月3日 ソフトバンク戦 DH解除で1番・投手で先発出場。初球先頭打者ホームランを放ち、その1点を自ら8回10奪三振の好投で守り切り勝利します。

9月13日 オリックス戦 164km/hを記録

9月28日 西武戦 9回1安打15奪三振で完封勝利し、自身2度目の「同一シーズンで2桁勝利と2桁本塁打」を達成。NPB史上初の10勝、100安打、20本塁打を達成します。

10月16日 ソフトバンク戦 クライマックスシリーズ第5戦で165km/hを記録

投手・野手両部門でベストナインに選出されます。本来投手と野手に同じ選手を投票することはできませんでしたが、大谷のためにルールが改定され選出にいたりました。

2016結果

投手成績 21試合に登板し、10勝4敗、防御率1.86

打者成績 104試合に出場し、打率.322 22本塁打、67打点でした。

2017年 ~大谷の受難~

開幕前から怪我に悩まされたシーズン。

出場試合数は投手として5試合、打者として65試合と5年間で最も少ない結果となりました。

それでも最終戦では4番・ピッチャーで先発出場し、完封勝利を収め通算40勝を達成します。噂されていたメジャー行きがいよいよ今オフであることを予感させました。

2017結果

投手成績 5試合に登板し、3勝2敗、防御率3.20

打者成績 65試合に出場し、打率.332 8本塁打、31打点でした。

2018年 ~そしてメジャーへ・・・~

2017年12月、ロサンゼルスに本拠地を置くエンゼルスへの移籍がきまります。移籍に際しては2刀流の継続を認めてくれることを条件としており、メジャーでも投手大谷・打者大谷を見ることができそうです。

日本での経験、実績がアメリカで存分に発揮されることを願います。