今や生活に欠かせすことにできないスマートフォン。
連絡ツールとしてだけでなくSNSや動画サイトの視聴、ゲームアプリで遊んだりとその用途は多岐にわたります。
さらにはキャッシュレス決済にスマートフォンを使うようになるなど、日々の生活に増々欠かせない存在となりました。
そしてスマートフォンの使用時間の増加とともに、その消費電力は格段に増加しています。
特にゲームアプリは消費電力が大きく、半日と待たずに充電が切れてしまうこともしばしばです。
画面の動きが大きい(派手な)ゲームなんかは特に消費が激しいです。
何気なく使っているうちに気づいたら充電が・・・・!なんてことも増えてくるはずです。
それに伴い今注目されているのが、出先でも充電することができるモバイルバッテリーです。
スマートフォンの普及率と並行して「Anker」を筆頭にモバイルバッテリーを取り扱うメーカーが増え、性能も日々向上したものが販売されるようになりました。
そこで今回は数あるモバイルバッテリーの中から、用途に応じてオススメの商品を紹介していきたいと思います。
目次
モバイルバッテリーが必要となるシーン
みんなはどんな場面でモバイルバッテリーを使用しているのでしょう?
まず圧倒的に多いのが出先での充電切れへの備えです。
学校や仕事の休み時間についついゲームをやりこんでしまったけど、そのあと友達と遊びに言ったり同僚と飲みに行くことに・・・!
充電がほとんど無くなってしまい、帰りまでもつのか気になってしょうがない!
あるいは帰りの移動中にゲームができない、動画が見れない!なんてこともあるかもしれません。
もう1つは、僕も経験しましたが突然の災害による長時間の停電への備えです。
2018年に北海道での地震は記憶に新しいと思います。
ブラックアウトという言葉に聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。
北海道全域が停電となり、長いところで丸2日電気がない生活を強いられました。
地震が発生したのが深夜だったのもあり、充電器に刺していた状況での災害だったため、フル充電でスタート(?)したとはいえ、2日後に電気が復旧したころにはほとんどの人のスマートフォンが充電切れ状態でした。
かろうじて電気が復旧した携帯ショップや役所には充電を待つ長蛇の列・・・
また電池式の充電器では電圧が弱すぎて、今どきのスマートフォンはほとんど充電ができない始末。さらには電池が売り切れる店が続出する事態。
テレビも(見れ)ねぇ!ラジオも(持って)ねぇ!スマホも(充電が)ねぇ!電池も(売って)ねぇ!
まさに八方ふさがりでした。
今回の地震でまず買おうと決めたのがモバイルバッテリーでした。
そして速攻買いました。
選び方は後程紹介するとして、これがあったらどれだけ精神的に楽だっただろうと思うと、早く買っておけばよかったと今更ながら思います。
その他にもモバイルバッテリーを持つ理由には、アウトドアで使う時間が長い、動画の撮影・視聴を主な用途としているなど挙げられます。
モバイルバッテリーの特徴
モバイルバッテリーとは、主にスマートフォンやタブレットといった携帯端末に対して、専用のケーブルで接続して充電を行うことができる持ち運び型の電池です。
使い方は、まずあらかじめ家でコンセントにつないでモバイルバッテリーに充電します。
そして外出時など、身の回りにコンセントがない状況でスマートフォンの充電が切れてしまった時、モバイルバッテリーとスマートフォンを接続します。
すると家でモバイルバッテリーにためておいた電力が、そのままスマートフォンに移動し、再びスマートフォンが使えるようになる仕組みです。
モバイルバッテリーには安い物から高いものまでたくさんの種類があります。
価格に影響を与える性能は大きく2つあります。
充電容量 と 充電速度 です。水鉄砲に例えると、
充電容量は水タンクの大きさ
充電速度は水圧の強さ
と考えるといいと思います。
モバイルバッテリーの充電容量の基準は10000mAh
モバイルバッテリーの充電容量には基準となる数値があります。
10000mAh(ミリアンペアアワー)です。単位はそういうもんだと思っていいですw
現在販売しているモバイルバッテリーのほとんどは、5000mAhから25000mAhの製品です。
充電される側の目安としては、iPhoneやAndroidのようなスマートフォンは2000~3000mAhで満タンになります。
iPadのような大きいタブレット端末は5000~7000mAhで満タンの目安です。
10000mAhのモバイルバッテリーであればスマートフォンで2~3回、タブレット端末で1~2回満タンにすることができます。
先述したゲームアプリのやりすぎで充電が切れるとしても、出先で2~3回切れる状況ってまずないと思います。
むしろそんだけやるなら「家でやれ」って言いたい。
タブレットはどうでしょう?大画面だけにスマートフォン以上に用途があるので、一概に10000mAhで足りるとか足りないなどは、言いにくいかもしれません。
モバイルバッテリーの充電速度は1.0A~2.0A
次に充電速度です。
電気屋さんに売っているスマートフォンの充電器にも最近「急速充電2.0A」なんていう文字を見かけるようになりました。
この数字が大きければ大きいほど充電速度は速い物だと思ってください。
またモバイルバッテリーで有名なAnkerには独自の規格「PowerIQとVoltageBoost」というのがあります。
充電される側が許す限り最大速度で充電しちゃいますよ!って性能のようで2.0Aと同等速度のようです。
つまるところ、早いんです。
製品を探すときは「出力A(アンペア)」の数字を見てみるといいでしょう。
接続端子に気を付けよう(アダプタで対応可能)
現在販売されている充電端子はほぼ「Type-C」と呼ばれるものです。
しかし古いスマートフォンやいわゆるガラケーは「micro端子」だったり専用のアダプタが必要になる場合があります。
じゃあ使えないのかっていうとそうではありません。
長い目で見ると携帯電話の買い替えでType-Cに落ち着くことがほとんどです。モバイルバッテリーを選ぶ際の障害としては深く考える必要はありません。
買った後に「あれ、つながんねぇ!」ってならないように、専用の線を買う必要があるかどうかだけ確認しておきましょう。
用途別モバイルバッテリーオススメ3選
モバイルバッテリーの用途は人それぞれです。
充電回数重視、安さ重視、充電速度重視、などなど
さきほども紹介した通り、モバイルバッテリーは容量の多さと価格が比例します。
そういった意味で、どのような状況で使うかにより選ぶモバイルバッテリーが変わってきます。
今回は以下の2パターンに分けて紹介したいと思います。
- 1日1回は使いたい・とりあえず安い物で考えている
- 停電などの緊急事態を想定している・何度も充電する・複数のスマートフォンを充電する
1は小容量で安価なもの、2は大容量のものという感じです。
小容量で安価なモバイルバッテリー
TNTOR 2500mAh超薄いモバイルバッテリ
容量2500mAhと少ないながら、スマートフォン1回分はまかなえるので1日1回なら十分です。
そして何といってもこの製品最大の特徴はその小ささです。

薄さは4mm、大きさはクレジットカードサイズです。
頑張れば財布に入ってしまうそのサイズは、業界最小といっていいでしょう。
価格も1,580円とモバイルバッテリーとしては安い商品です。
充電速度は普通。実際の値を探してみましたが特に表記が見つけられなかったのですが、早い・遅いの評価が見受けられなかったので、普通なのでしょう。
注意したいのは付属のケーブルがmicroUSBなので、主流のTypc-Cのスマートフォンで使う場合はアダプタも購入する必要があります。
とくに性能にこだわるものではありませんので、安い物で十分です。
Anker PowerCore+ mini
モバイルバッテリー業界で最大のシェアを誇るAnkerの製品です。
容量は3350mAhで、こちらもスマートフォン1回分には十分な量です。
充電速度はPowerIQを搭載しているので、最大2Aと早い部類の製品です。
18か月の保証もついていますし、信頼と実績のAnker製というところも魅力の一つです。
この先紹介するAnker製品に共通しているのは、モバイルバッテリーを充電するためのケーブルがついていないので別途購入する必要があるところは注意が必要です。
僕がモバイルバッテリーを買った時に一緒に買ったのがこちらです。
ケーブルの長さ、充電速度、頑丈さ、どれも満足の商品です。併せて買っておいて損はありません。
Anker Astro E1 5200mAh
こちらもAnker製。
先ほどよりも容量が少し多くて5200mAhです。
一般的なスマートフォンなら2回分の充電が可能です。
デートなどで2人分の充電が可能と考えると、こちらの製品の方が魅力度は高いかもしれません。
充電速度はPowerIQ搭載なので、こちらも速度は速い商品です。
ただ、容量が少し多い分、モバイルバッテリーを充電するのにかかる時間がやや長いです。
モバイルバッテリーのフル充電にかかる時間は5時間ほどです。
コンパクトさも先ほどの製品よりは劣るので、容量を取るか機動力を取るかで選択が決まるのではないのでしょうか。
大容量で緊急事態などに備えのためのモバイルバッテリー
大容量というとお高いイメージがありますが、意外とそうではありません。
大容量の目安としては10000mAh以上のものをいいます。
スマートフォンだと3回充電できる計算です。
Anker PowerCore 10000
10000mAhのなかではサイズが最も小さい商品です。
重さは180gで缶コーヒーぐらいです。
Anker製品ですので何度も出てきていますがPowerIQによる急速充電にも対応しています。
10000mAhあればスマートフォン2~3回、タブレットのフル充電が1回と性能としては十分です。
2~3日電気が使えない状況になっても、スマートフォンの使い方さえ間違えなければ十分賄える容量です。
Anker PowerCore 20100
製品名にもある通り容量が20100mAhという容量です。
スマートフォン1回に3000mAhを消費すると仮定すると5~6回の充電が可能です。
家に複数スマートフォンがあるなど、回数をこなさなければならない環境であればこれぐらいの容量があると安心ですね。
充電用のUSB差込口が2つあるのも便利な点だと思います。
バッテリー側の充電に時間がかかりますが、月に1度充電の状況をみつつ家に置いておけば安心ですね。
CXLiyモバイルバッテリー 大容量 24000mAh
大容量モバイルバッテリーの中ではコストパフォーマンスのいい製品です。
残量表示、充電用USBが3つ同時使用可能など、アピールポイントが多い商品です。
缶ジュース1本分の重さ(350g)なので持ち歩きもできますし、非常用として常備しておくのにも邪魔にはなりません。
容量が大きいだけにモバイルバッテリー側の充電に時間がかかる点はネックかもしれませんが、寝てる間に充電しておけば普段使いには問題ありません。
モバイルバッテリーの常備は必須事項
スマートフォンやタブレットの普及率が高まっている昨今、充電切れで使えなくなるのはまさに死活問題。
連絡ツールでありながら、暇つぶしのアイテムでもあり、情報収集に欠かせない情報端末です。
これからはキャッシュレス決済の普及により、お財布としての用途が追加されると増々その存在意義がまします。
使えない状況下に陥ることが本当にヤバいことになるのは目に見えているスマートフォンですので、これからはもしもの状況に備えておく必要がありそうです。