【小学生向け】公文と進研ゼミはどっちがいい?それぞれの特徴を徹底比較します

学生の勉強

こんにちは、トカチです。小中学生を対象とした個別指導塾での経験を発信しています。

塾の管理者として、ライバル会社の調査は必須。

公文・進研ゼミ・地域の他の塾などがその対象です。

 

自分の塾の強みは、公文や進研ゼミ・ほかの塾と比較するのが一番手っ取り早いですからね。

 

といいつつも、小学生の中には塾に通うよりも、公文や進研ゼミの方がよい場合もあります。

今回は「公文と進研ゼミ(チャレンジ)はどちらがいいのか」について、特徴を比較しながら検証していきましょう。




公文のメリット・デメリット

公文のメリット

公文のメリット
公文の良さは何といっても「練習量の多さ、繰り返しの多さ」です。

できるまで何度も繰り返します。

入会すると最初に「学力確認テスト」を行い、自分に合ったレベルからスタートします。

「6年生なのに3年生の内容からスタートした」なんて話もよくあります。

ちょっと恥ずかしいかもしれません。

でも分らないまま突き進んで、後々苦労するよりはよっぽどマシです。

そして、できるようになるまで同じ単元を何度も繰り返し勉強します。

教材のキメ細かさはナンバーワン

公文教材は全部で5000枚以上あります(算数・数学だけで)。

学習単元を5000分割しているわけです。

市販のドリルは多くても1冊100ページです。

小学校から高校まで、多く見積もって1500ページぐらい。

 

それに比べて公文は5000ページです。

キメ細かいってレベルではありません。コマ切れです。

たとえば小学生の引き算の単元は
5-1=
8-1=
4-1=
といった具合に、同じ数を引く作業からスタートします。

順序立てて慣れていけるんですね。

公文の良さは、1歩1歩階段を登るように学習を進められる構成にあります。

公文のデメリット

公文教材の欠点(デメリット)は3点です。

  • 進み方が遅い
  • 教材が単調
  • 教室に通う必要あり

徹底的に練習する分、単元の消化ペースは遅いです。

公文の公式サイトでは、指導方針を以下のように紹介しています。

「スローステップで徹底的に理解を深める!」

できるようになるまで次に進みません。

理解するまで練習する半面、ドンドン進めたい人には合わないかもしれません。

教材の面白みが弱い
教材の内容がキメ細かいのはいいのですが・・・

  • 見た目が無機質
  • 飽きてしまう

といった難点もあります。

僕も公文に通ったことがありますが、半年で飽きました。(教材を勝手に捨てたことも・・・ゴメンナサイ)

 

通う必要がある
教室に通う必要があるというのも1つのデメリットだったりします。

他の習い事や、学校行事、体調不良などで休んでしまうこともあります。

すると学習進度が遅れてしまう、次に進めない状態になる場合があります。

公文はこんな子にオススメ

ここまで紹介した内容をまとめると、公文はこんな子にオススメです。

公文はこんな子にオススメ
  • いつのまにか分からないところが増えてしまった。
  • 家での勉強習慣がない。
  • 親があまり勉強に関与できない
  • 与えられたことはコツコツこなすことができる。
とくにどこで勉強につまずいたかわからない場合、戻り学習ができる点で公文はオススメです。

進研ゼミの特徴

進研ゼミのメリット

小学生の間は「進研ゼミ小学講座(通称チャレンジ)」と呼びます。

学習にかかる時間をベースにテキストが構成されています。この単元は15分でできる!といった具合です。
公文はできるまで量をこなすタイプですが、進研ゼミは見やすい教材を読み込んでもらう仕組みです。

また、付録で勉強への興味を引く戦略もあり、子供からすれば「やるならチャレンジ」という意見が多いように思います。

 

進研ゼミのデメリット

進研ゼミの欠点・デメリットも3つあります

  • 学習量・練習量が少ない
  • 添削以外は自己管理
  • 進研ゼミで出来なかったら塾しかない(退路断たれている)
学習量の少なさに不安の声
進研ゼミは理解しやすい解説ページが特徴です。しかし問題数が少ない為、ほんとうにできるようになっているか、その場では解けた問題が後で解けるのか、といった不安を感じる場合があります。

その場合は別途市販の教材などで補えばいいのですが、せっかく購入している進研ゼミで完結しないというのも不満ポイントかもしれません。

赤ペン先生による添削以外は、親がある程度管理する必要がある
進研ゼミあるあるなのが「箱も開けずに放置している」です。放っておいたら2か月3カ月と手を付けずに部屋の隅っこに・・・なんてこともあります。

ある程度ペースが掴めるまでは親の介入が必要ですし、だんだんマンネリしてきて実は手を付けてないなんてことも有ります。日ごろから目を光らせてあげる必要があります。

進研ゼミ ⇒ 公文への移行はあまり見られない
理由は単純で、進研ゼミは小2以降4科目+英語です。公文は国語数学英語の3科目なので、科目数を減らす選択をする家庭はかなり少ないです。

そして進研ゼミでダメだったら最後は「塾通い」です。

授業料は倍近くになるのでよろしくお願いします。

進研ゼミはこんな子にオススメ

  • 学校の勉強にはあまり苦労していない。
  • 効果の高い復習教材が欲しい。
  • 進研ゼミ仲間が周りに多い。

公文・進研ゼミのオススメな進め方

オススメの選び方
小学校3年生まで公文 → 小学校4年生から進研ゼミ

小学4年生からは算数の「文章題」が増えてきます。

小学4年生が算数でつまずく理由とその対策

2018年3月19日

図解が優秀な進研ゼミの方が理解しやすい単元が増えてくるので、そういった活用法に転換していくといいでしょう。ただし、上でも書いた通り自己管理ができないのであれば、安易に変更は禁物です。

よく相談して決めましょう。

予習ペースで進められている場合は「公文続行」がいいです

切り替えの方向性や時期については、現状や意欲などを鑑みる必要があります。

公文に取り組む子の中には、上の学年の内容も難なくこなしていく場合があります。小学4年生が中学校の内容を終えているなんて話も珍しくはありません。

そういった場合は無理に切り替える必要はありません。

子供の学習状況については、定期的に様子を見てあげるといいと思います。

月謝比較

学年 公文 進研ゼミ
小学生1年生 7,020円(1科目) 2,705円(3科目)
小学生2年生 7,020円(1科目) 2,926円(3科目)
小学生3年生 7,020円(1科目) 3,672円(5科目)
小学生4年生 7,020円(1科目) 4,350円(5科目)
小学生5年生 7,020円(1科目) 5,223円(5科目)
小学生6年生 7,020円(1科目) 5,626円(5科目)
中学生 8,100(1科目) 5,871円~(5科目)

※【公文】東京都・神奈川県は+540円。教材費込み、週2回授業。

こう見ると公文の方が割高ですね。

理由は教室があり賃貸料や暖房代、人件費がかかるからです。

その分、監視された状態で勉強できますので、サボったら一発でバレます。

進研ゼミは割安ではありますが、「管理」されません。添削はありますが「送られてない」と連絡が来ることはありません。
やってもやらなくても月謝は発生します。

公文と進研ゼミはどう選ぶ?

学校の宿題以外の家庭学習はいつから必要なのでしょうか
勉強に関する習い事を始めるキッカケは大きく2つです。

  • 勉強につまずいてしまっている。
  • もっと勉強しておいて中学高校と有利に進めたい

勉強につまずいている場合は公文の方がいい

学校の授業で理解しきれないのは仕方ないです。

一人一人フォローしてくれませんからね。
どこで躓いてしまったのかを見つけ出すのは実は結構大変です。

公文は入会後すぐの「学力テスト」でそれを探し出してくれます。

実際に学習をスタートさせるのは、つまずいているところのちょっと前の単元からです。
できる単元で教材になれつつ、少しずつ苦手克服をしていけます。

勉強慣れの観点からも、ある程度引っ張ってくれる環境に身を置く方がいいと思います。

つまずいてはいないけど、理解を深めておきたい場合は進研ゼミ

進研ゼミは教材の質が高いです。
  • 図が見やすい
  • ワンポイントアドバイスが充実している

ある程度勉強が得意な子には、非常に使いやすい教材と言えます。
学校の授業で理解しきれなかった、覚えきれなかったところを補うには十分な内容です。

 

ただ、先取り学習をする教材ではありません。学習指導要領のカリキュラムに沿った内容なので、「今習っていること」を重視します。

先取り学習をしたいなら早めに公文を始めてしまう

先取り学習が有利に働くのは算数と英語です。

公文では「やれるならやっちゃえ」スタイルですので、上の学年の内容をガンガン進めていく子も多いです。毎年のように数学検定を受けて高校レベルの実力を発揮する小学生が話題に上ります。

これまで見てきた生徒のうち、公文で小学校のうちに中学1~2年の内容をかじった子は、受験まで有利に進められている場合がほとんどです。
テストでは80点を超え、通知表も4か5が当たり前です。

可能性を広げられる教材として使うなら公文が最適かと思います。

終わりに

僕が公文と進研ゼミ、結局どっちがいいんだい?と聞かれれば、公文と答えることの方が多いです。

というのも小学生のうちは「練習量の確保」が成績アップの最短ルートだからです。たまに「公文は文章題に弱い」という声をききますが、たぶんそれはやったことない人の声ですね。

エグい量の文章題やらされますから安心してください。