【まぎらわしい言葉】「更迭(こうてつ)」と「クビ」は違った!似た言葉が多いので整理しました。

大々的に報じられる事が多い「更迭」関連のニュース。

近年だと、アメリカ政府で国務長官、日本の財務省の次官、そしてサッカーの日本代表監督がワールドカップ直前に更迭されるなんていうニュースがありました。

 

よく使われている「更迭」という言葉ですが、そもそもどういう意味なのでしょうか。

職を解かれる系の言葉には「解任」とか「罷免」「クビ」といった似た言葉も多いです。

「職を解くことを表す言葉の違い」について整理していきます

部活を例に紹介していくよ




更迭の意味と使い方(部活編)

更迭の意味はこうなっています。

高い地位についている人間の役職を解き、別の人間を当該役職に充てること

https://ja.wikipedia.org/wiki/更迭

役職をとりあげ、違う人を任命するということです。

部活で言うと、「A君がキャプテンを更迭され、B君が任命された」という使い方になります。

この場合更迭を宣言するのは「顧問の先生」や「校長先生」といった、さらに上の人となるのが一般的です。

 

更迭された元キャプテンは、そのまま部活に所属してプレーするか、「やってられっか!」と退部してしまうかもしれません。「更迭」には、その後の元キャプテンの動向については含まれていません。

ニュースで使われる「更迭」

ニュースで「更迭」が使われる場合は、概ねその人が「何かマズいことをした」ということを暗に示しています。

政治家だと、悪い噂が広まっている・信用が失墜している・おかしな発言が多い などの理由がよく見られます。

スポーツ界だと、成績不振・選手とのトラブル・悪い噂といった理由が見られます。

 

どちらにおいても「悪いイメージの理由」というのが基本となりますね。

更迭以外の職を解く系ワード

左遷(させん)

役職や地位を落とされること。

部活で言うと「A君がキャプテンから副キャプテンに左遷された」といった感じですね。

 

左遷というと「地方に飛ばされた」というイメージもありますが、あくまでも役職が落ちることを意味します。

昇格を伴いながら別支店で管理職を与えられた場合は、「栄転」という言葉が使われます。

罷免(ひめん)

公務員の職を強制的に免ずることをいう。

https://ja.wikipedia.org/wiki/罷免

公務員限定で使われるワードで、こちらはクビです。

仕事を失います。

免職も同義です。使う対象が違います。

 

罷免と免職

罷免 → 大臣などの役職つきの公務員

免職 → 役職のない一般的な公務員

 

解任

周囲の声によって任されていた職務や任務を解くことです。

クビとはニュアンスが違い、一概に「解任=職場からいなくなる」とは言えません

「キャプテンを解任」だとキャプテンから外されますが、部活をヤメせられるという意味ではありません。

 

「スポーツチームのコーチを解任」ではコーチ=仕事なので事実上のクビです。

内容や、その人の置かれている状況によって意味合いに違いがでてきます。

辞任

自ら辞めること。

解任と同様、何を辞めるかは内容により判断が必要です。

「キャプテンを辞任する」

大袈裟な表現なので耳慣れない表現ですね(笑) 使い方としては間違っていません。また、キャプテンは辞めるけど部活は辞めないかもしれません。

あくまでも「役職を自ら辞めること」に限ります。

辞職

を自ら辞めること。

就職企業そのものから自らいなくなることです。

部活でいうと「キャプテンが辞職した」(絶対使わない表現ですけど)となると、キャプテンを辞め、部活も辞めることになります。

去ります。

退職

こちらも職を自ら辞めること。

辞職と退職の使い分けは、役職がついている場合「辞職」を使うのが一般的です。

それ以外の場合に「退職」を使います。

アルバイトや入社数年の会社を辞めるときは「退職願」を使います。

更迭と解任の違い

更迭も解任も職を解く意味では同じです。

空席となる役職の状態によって、使われる言葉が決まります。

 

更迭と解任の違い

更迭 → 後任の人間が決まっている

解任 → 後任が決まっていない

 

例えば日本代表監督だったハリルホジッチ監督。後任が決まるまでは「解任」と報道されていました。

後任が西野監督にきまってからは「更迭」と表現が変わっています。

「電撃解任!!」という見出しを見かけることがあります。これは後任が決まるのを待たずして、急いで辞めさせられたことを表しています。

まとめ

職を解くことを意味するワードは他にもあります。勇退、退陣などなど。

それぞれに意味やニュアンスがありますし、デリケートな話題なので間違った使い方をしないよう気を付けましょう。