こんにちは、トカチです。
早速ですがおうちに固定電話ありますか?僕の家には引っ越し当初からありません。
身の回りで固定電話を使っている場所を上げてみると、多いような少ないようなって感じです。
2018年の統計では20代の世帯に至っては限りなく0%に近い状態というデータもあります。

固定電話の必要性がないと思われる理由
固定電話が減っている最大の理由は、携帯で十分だから
これに尽きると思います。スマートフォンの機能は既に完成されてますし、固定電話じゃないとできない事ほとんどありません。
固定電話特有の機能といえばFAX機能ですが、それもメールやLINEで代用できてしまうのが実情です。かつては「決められたフォームで欲しい」ときはFAXが活躍していました。
しかしPDFファイルをメールで送ったり、インターネット上のフォームを使うことが一般化したためFAXの出番は減ってしまいました。それも固定電話が減少する理由の1つとなってしまっています。

強いて言うなら電話番号の1桁少ない点でしょうか。電話帳機能があるので「ボタンを押す回数が1回少なくて済むね!」メリットでも何でもありませんでした・・・
電話番号の最初の3桁を見れば、固定電話か携帯電話かを見分けることができる、ぐらいですかね(´ー`)
固定電話にも携帯電話にないメリットがあります
そんな存在価値が窮地に陥っている固定電話ですが、機能こそ携帯・パソコンに追いつかれたものの、固定電話にしかない「特徴」があるんです。
FAXの「お手軽さ」
書面のやり取りツールのポジションを奪われかけているFAXは、すでに若い世代にとっては過去のモノになりつつあります。しかし中高年の方々の間ではまだまだ現役で活躍しています。
理由はそのお手軽さです。紙に手書きで書いてFAX機に流すだけで送れるわけですからね。
メールで送る場合は「PDFに変換」や「パスワードの設定」「メールアドレスの入力」などデータの作成からセキュリティまで気にかけなければいけません。
インターネット上のフォームに入力する場合ですと、形式も内容もバラバラですから見慣れていない人にとっては「わけわからん」状態になることもしばしばです。
パソコンやスマートフォンに慣れていない世代にとっては、こうした「単純な形式」でやり取りできる手法の方が馴染み深いのでしょう。
僕の母親もいい年ながらもパソコンスマホの使い方を勉強して頑張ろうとはしています。しかし周りのお付き合いある人たちがそうではない為、結局は古いツールに頼る場面が多いそうです。自家菜園で野菜を販売している老夫婦がいるのですが、そちらににお願いするときはFAX限定だそうです(笑)
こう見ると、まだまだFAXが現役で使われているなぁと実感しますね。
固定電話番号の方が信用が高い!
お店や企業の電話番号って固定電話の番号ですよね。事業を行う場合は顧客に対して、信用・安心感がある固定電話を持つのが一般的です。連絡先として携帯電話番号のみが書いてある広告をたまに見かけますが、僕はそういう広告を見ると「ここ大丈夫なところ?」とちょっと勘ぐってしまいます。
一般家庭ではリスクの方がクローズアップされている
逆に一般家庭においては「固定電話=安全な電話」ではなくなってしまいました。特殊詐欺に使われる可能性が高いですし、勧誘電話なども頻繁にかかってくることが増えました。
また「すぐ繋がる携帯電話」に比べて「自宅にいないと出られない固定電話」は、個人的な利用のメリットはかなり薄れてしまったと思います。
逆に携帯電話を持っていないと「何か事情がある人」という目で見られるほど携帯電話は普及しました。
緊急事態に活躍することも
一般家庭では「小さな子供がいるが、携帯を持たせない」場合に重宝されます。また、電話機によっては停電時にも使える物が増えました。電話線からは低電圧の電力も供給されているため、災害などで電源が落ちていても、使える場合があります。
固定電話の回線は、緊急時に繋がりにくくなることもありません。日本中に張り巡らされた電話線を通じていますからね。携帯電話のように決まった容量の電波を取り合うことがないので、常に安定した交信ができます。
固定電話を手放す理由
固定電話を手放すタイミングは大きく二つあります。
1つは「引っ越しにより固定電話を新設するタイミングで更新しない」
もう1つは「家族みんな携帯電話を持ったので解約した」です。

意外と大きい初期投資
固定電話は月々およそ2,000円の費用が掛かります。また設置するのにかかる費用がおよそ4万円と、結構いい金額がかかります。月額こそ携帯電話に比べて安いですが、初期投資は結構大きいですよね。
またインターネット回線や携帯電話と違い、生活に必須ではないというところから、引っ越しなどをキッカケに設置しなくなるケースが増えています。
固定支出を見直しによる解約
また昨今の「固定支出の見直し」ブームの影響により、解約する家庭も増えています。月額2,000円は安いと言えば安いのですが、必要な固定支出かと見直しをすると「いらないんじゃないか」という結論に至るわけですね。
家族一人ひとりが携帯を持つことが当たり前となり、それぞれのキッカケやタイミングで固定電話の解約に踏み切っているようです。
- 子供が大きくなって携帯を持った
- 高齢者用の操作が簡単で割安なスマートフォンを契約した
- ネットを利用したテレビ電話を導入した
固定電話を解約して困ることはある?
固定電話を解約したからといって、生活するうえで困ることはほとんどありません。
ローン契約や大きな買い物の契約書に使える?
よく心配されるのが家や車のローンや契約書に携帯番号は使えるのかということです。
心配無用、使えます。
昔は住所・固定電話番号がセットで本人確認というのが通例でした。しかし1人1台携帯電話を持つ時代になり、本人確認を取りやすくなりました。
固定電話にかけるよりも、携帯番号が本人の名義であれば本人確認がとれますからね。
固定電話の普及率が落ちている中で、「固定電話番号しか受け付けられません!」というのは企業としてもマイナスしかありません。「携帯番号で契約できるところに行きます、さようなら」と客が離れてしまうのは目に見えています。
どこの会社もその点は一緒です。今となっては携帯電話番号での契約は当たり前なんですね。
最後に、固定電話を解約するに際していくつか注意すべきことがあります。
固定電話を解約する前に確認すべきこと
固定電話の番号しか知らせていない人へのお知らせ
友人、親戚、ご近所さんなど各方面の繋がりのある人たちへ、固定電話がなくなることを連絡する必要があります。

家を買う、引っ越すなどのタイミングで急を要する場合には、引っ越し報告の手紙を送付する方法もあります。結婚の報告などにも使われますね。
各種手続き上の番号の更新
固定電話の番号で登録している手続き関係は、全て修正・更新が必要です。固定電話と携帯電話の両方を知らせてあるから大丈夫ということはありません。使えない番号をそのまま放置することで、不測の事態を招く可能性があります。
特に1年に1回更新したり、請求が発生する契約は「必ず」電話番号を更新しましょう。万が一トラブルが発生した時に連絡が取れないと、「事故案件」として後々自分にマイナスとなります。
一瞬でも未払い状態を抱えると、将来のお金まわりでローンの貸付金額が低く設定されたりクレジットカードが作れなかったりと不便を強いられる可能性が出てきます。
終わりに
固定電話の普及率は年々減り続け、いつかなくなるのではとさえ言われています。
それに伴い、固定電話に代わるサービスがたくさん見られるようになりました。携帯電話もそうですしモバイルWifiを持ち歩けば、外出中であっても画像データやファイルのやり取りが可能な時代です。
一方で企業など「お金の信用」が必要なところでは、固定電話番号が「安心感」を与えるステータスとなっていることも事実です。
個人=携帯電話、法人=固定電話という構図はこれからますます広がりを見せるでしょうし、いつかは法人向け携帯番号が広がりを見せるかもしれません。
固定電話は必要ないし、携帯電話もあまり使ってない
固定費を抑える第一歩は通信費の見直しです。固定電話はいらないし、携帯電話もあまり使ってないわという方は格安スマホを検討した方がいいです。
電話もしない、ゲームもしない、調べものとLINE専用端末になっていませんか?
月額7,000円から少なくとも2~3000円は減ります。
