塾の体験授業は遠慮なく受けるべし!無料だからこそ見てほしいチェックポイント

こんにちは、トカチです。

自己紹介
僕は大学卒業後、個別指導塾に就職しまして3年ほど1つの教室を担当する教室長として働いていました。当ブログではその時の経験をもとに、個別指導塾のメリット・デメリット、集団指導塾との違いなどを紹介しています。

今回はこちらの記事を掘り下げた内容です。

個別指導塾の授業ってどんな感じ?とある個別指導塾の授業を体験してみよう!

個別指導塾に限らず、塾を選ぶ際は「体験授業を受けるべし!」というのが鉄則です。最近の塾は体験授業を2~3回無料で受けらるところがほとんどです。せっかくタダで授業が受けられるのですから、遠慮なく利用していきましょう。

ただしいくら無料とはいえ、ボーっと受けても意味はありません。入塾すれば授業料がかかるようになりますし、さらには教材費もかかります。ほとんどの塾では「教材は1年分まとめて買ってね」と言われ、途中でやめても教材費は戻って来ません。

入塾を決めたらお金はどんどんかかるようになります。体験授業で子供に合っているのか、続けられるか見極めないと、あとで「もったいないことした・・・」と後悔することになるかもしれません。

今回は入塾後に「こんなはずじゃなかった!」とならないために、無料体験授業でチェックすべきポイントを紹介していきます。




目次

体験授業チェックポイント

個別指導塾の体験授業では

その教室で最も評判が高いリーダー講師が付きます。授業は楽しくわかりやすいので「楽しかった!」と思うはずです。

塾としては入塾してほしいので塾の「一番いいところ」を体験授業で見せます。

実はここに個別指導塾の怖さがあります。

リーダー講師は他の先生の手本となるような先生です。リーダー講師の授業を当たり前と思って入塾すると、経験が少ない先生があたる日もありますし、指導方法が合わない(理解しにくい)講師に当たる日もあります。

せっかく体験授業を受けたのに、あとになって「思ってたのと違うぞ?」ということにもなりかねません。

 

✓体験授業では3つの事をチェックしよう!

そこで体験授業を受けるときに、余裕があればチェックするといいチェックポイントを紹介します。

後から「話がちがうじゃないのよ!」とならないように確認してみましょう。

ポイント1 体験授業は最低2回、違う先生を希望する

体験授業は最低2回受けてください。

そして1回目と2回目で違う先生を希望してください。

個別指導塾は担当する先生がいつも同じではありません。「毎回違う先生が授業をする」というのは個別指導塾の特徴の一つです。いろいろな角度からの指導やモチベーションアップを図ることができるメリットがあります。

一方で先生がコロコロ変わるのが嫌という生徒もいます。

僕が勤めていた塾では「先生を固定にしてほしい」という希望は結構ありました。できるだけ希望には沿うようにするけど、どうしても違う先生になることもあるよと理解してもらっていました。

それが理由で辞めてしまった生徒はいませんでしたが、いつもの先生じゃないと不機嫌になる子はいましたね。

ポイント2 質問したい問題を持っていく

個別指導塾のメリットの1つに「質問しやすい」がありますが、実際に質問してみる体験もしておきましょう。

ねこさん
体験授業で質問なんて図々しいと思わない?

フクロー先生
個別指導塾の体験授業は先生から生徒へ一方通行になりがち。質問を持ってきてくれた方が、ありがたいぐらいです。

ポイント3 宿題を出してもらう

個別指導塾での基本は「宿題をやる→疑問点を集める→塾で質問する→練習する→復習する」の流れに沿っています。

体験授業では最初の「宿題をやる」がありませんので、効果や魅力が薄くなってしまうんですよね。

僕が教室長をやっていた頃は、体験授業の申込を頂いた時点で、簡単な宿題を出していました。

「〇月〇日に体験授業です。数学の教科書〇ページの内容をやるので読んできてください。授業では問題演習からやりますよ」

という感じです。たくさんは出しません。授業の流れを作れる程度にという感じでした。

勉強が得意な子、上を目指したい子には教材のコピーを渡して取り組んでもらう事もありました。

生徒の学力や目標に沿って合わせられるメリットを感じられるでしょう。

集団指導塾の体験授業

集団指導塾で体験授業を受ける場合には、通っている生徒や保護者からの評判・口コミを仕入れておくといいです。

学校の授業と同じ形式での授業の為、周りには友達がたくさんいます。楽しいんですよね。授業内容や先生の様子よりも、周りの友達が勉強している様子に刺激を受けるパターンが多いです。

ここで気をつけたいのは、塾の授業内容の刺激よりも「友達の刺激」が大きくなってしまっている場合があるんです。

体験授業どうだった?と聞いてみると「楽しかった、いい感じだった、通ってみたい」と前向きな感想が出てきます。

親としては「ついに勉強やる気になったわね!」と思いたいところでしょう。しかし子供の本心は「(友達も来てるし楽しそう)」程度で止まっている可能性もあるのです。

集団指導塾の体験授業を受ける際はどんなことに注意すればよいのでしょう。

体験授業の座席は最前列を希望する

集団指導塾の授業は学校の教室に似ています。

前の席は先生からの視線のせいで緊張感が高いです。逆に後ろの席は目が行き届かないために気が抜ける場面もあります。

最初は「後ろの方で様子を見てください。」という感じで迎えてくれます。が、ここで「いいえ、前の方の席でお願いします!」と希望しましょう。

教室の雰囲気を知ることももちろん大事ですが、授業の内容が自分に合っているか、ついていけるか、を少ない授業時間で見極めなければなりません。「友達がいて楽しそうだから」で判断されては意味がありません。

できるだけ授業に集中できる最前列で授業を受けましょう。

送り迎えをして通塾のスケジュールを把握する

これは親の準備の話にもなります。

集団指導塾は決まった時間に授業をやるため、個人の都合と関係なく塾に行かなければなりません。

場合によっては夜の10時ぐらいに授業が終わることもあります。

普通はそんな時間の出歩きは危ないと思いますが、実際は塾帰りであろう子供が歩いているのを見かけます。

早い時間を希望していても、その時間に授業が無ければ受けることはできません。

そうなった場合には遅い時間に親の送り迎えが必要となり場合もあるでしょう。

新品のノートは与えない

精神論の話で申し訳ないのですが、新しい物で準備万端にしてしまうと、体験授業がやる気のピークになってしまいがちなんです。

「塾の為に文房具を買った、勉強に集中する為にゲームを捨てた」など、身の回りの環境を一新することでやる気スイッチをオンにするのは効果的ではあります。

しかしそれはあまり長続きしないんですね。少なくとも僕が見てきた小中学生で、物を与えて動機づけをしてモチベーションが長続きした生徒は本当に少ないです。

それよりは「何のために」勉強するのか、「目標は何か」を定期的に話すことの方が冷めにくい動機づけになります。

無料で受けられる体験授業こそ最大コスパを目指せ!

せっかく無料で塾の授業を体験できるのですから、やれることは全てやった方がいいです。

塾の授業料の相場は週2回でおよそ月2万円です。1回につき2500円かかっている計算になります。2回受ければ5000円です。

それがタダですから、これ以上お得な授業はないんですよね。

「通える距離にある塾全部行ってみた(Youtubeのタイトルみたい)」ら2万円分ぐらい授業受けられるのではないでしょうか?!

2万円もただで授業うけられる!お得だわぁ~!と言いたいところですが、中1から中3まで3年間通うと、月謝と教材費で3年間トータル100万円コースです。

100万円ですよ100万円!

合っていない塾に通わせて100万円は笑えませんよ!

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