こんにちは、トカチです。
アルバイト選びで大切なのは?

ですよね。
さまざまな業種があるアルバイトの中で、塾講師は稼げる部類なのでしょうか。
今回は
- 塾講師のアルバイト給料の仕組み
- 他のアルバイトとの比較
- 塾講師アルバイトでたくさん稼ぐ方法
塾講師の給料の仕組み
塾講師の給料は「授業単価」で決ります。
90分授業2,000円、120分授業3,000円のように授業ごとに給料が決められています。
授業と授業の間の時間は給料が出ていない!?
塾講師の給料は一見すると高そうに見えます。
しかし給料の中には、「授業前後の準備・片付け」も含まれています。授業前後あわせておよそ20~30分は仕事があると思っておいた方がいいでしょう。
時給換算するとあまり他の業種とは変わらない場合もあります。
また、「授業時間外の給料が出ていない」と思われることを避ける為、時給制を採用している塾も増えてきました。
時給制の塾は早く終わったら給料も減る?
時給制の塾は、授業時間前後の作業にも給料が発生するので安心。
と、思われがちですが意外と不満のタネになったりもします。


塾側もダラダラ作業されては困るので、ルール(授業後の給料は30分まで)を設けているところも多いです。
しかし作業能力次第で給料が決まってしまうので、「授業以外の時間の給料が出る出ない」で揉めることも多いようです。
今の時代は特に、働き方や残業代にうるさくなりました。曖昧な取り決めは減ってきていますが、事前に確認をしておくとよいでしょう。
単価制の塾の方がハッキリして解りやすい!
単価制の給料体制であれば、授業時間外も含めての固定給です。
作業さえ終われば早く帰ってOKです。
そうすれば相対的に時給もアップしたことになりますね。
これは効率を考えて仕事をする訓練になりますし、早く終わった分ほかの先生とのコミュニケーションに充てることもできます。
早くあがるために作業が雑になってしまっては意味がないので、そこだけ注意しましょう。
塾講師の給料を他のアルバイトと比べてみよう
ここからは「週3回のアルバイト」を基準に、月の給料比較をしてみたいと思います。
例として「北海道札幌市」を使います。賃金は全国平均より「やや安い」地域です。
尚、交通費は考えません。
塾講師の一般的な給料
塾のシフトの王道パターンは
- 【17時半~19時】【19時半~21時】の2コマ
- 日曜日以外で週2~4日出勤(日曜日に営業する教室は割と少ないです)
時給制、コマ給制、準備時間手当がつく塾などありますが、平均すると大体2,000円前後に収まります。
月の給料はおよそ5万円前後となります。
ちなみに時給に換算すると時給900円ほどということになります。(17時出勤21時半退勤と仮定)
コンビニ店員の一般的な給料
コンビニシフトの王道パターンは
【17時~22時】【22時~6時】
夕方シフトは週に3日、深夜シフトは週に1~2日
コンビニバイトの平均的な働き方で・・・・
夕方シフトで12日間出勤した場合
850円 × 5時間 × 12日間 = 51,000円
深夜シフトで6日出勤した場合
1,050円 × 7時間(休憩1時間除く) × 6日間 = 44,100円
月の給料はこちらも5万円前後となります。
家庭教師の一般的な給料
家庭教師は1日に1人しか授業ができません。1人の生徒に対しては長くても2時間です。
そして時給の目安は1500円です。1日3,000円が上限となります。
週1回の生徒を3名担当した場合
3,000円 × 3人 × 4週間 = 36,000円
月の給料は36,000円ほどとなります。
塾講師が特別稼げるわけでも、まったく稼げないわけでもない
見ていただいた通り、塾講師もコンビニ店員もその他のアルバイトも、週3日の勤務だと稼げる金額は5万前後で大体横並びです。
ただ、コンビニは営業時間中は働こうと思えば働けるので、もっと稼げる可能性はあります。
先ほどの計算だと、平日週3勤務で月5万円でした。
ここに学校が休みの土日に8時間勤務を加えると、合計10万円を超えることも可能です。平日の出勤日数を増やせばさらにです。(法に触れない範囲で)
一方塾や家庭教師は「働ける時間帯」に限りがあるため、コンビニよりは上限が低いです。
平日週5日で全ての授業を担当したとして
2,000円 × 2コマ × 週5日 × 4週 = 8万円
これ以上授業はできません。
塾講師のアルバイトでたくさん稼ぐ方法
最後に塾講師のアルバイトでたくさん稼ぐ方法についてです。
普段は先ほど紹介した通り、月5万ぐらいが基本です。
頑張って沢山出ても月8万が限界です。
そこで注目するのが「夏と冬の講習会期間」です。
夏期講習・冬期講習で稼げ!
夏休みと冬休みの期間、午前中、午後、夕方、夜と4回授業を行い、たくさんの生徒を受け入れる体制を作っています。
- 夏休み:1か月~1か月半
- 冬休み:2週間~1か月
夏休みの1か月間、週5日間午後の3コマ授業をすると
このように普段は月5万円ほどを稼ぎつつ、長期休みの1か月間に集中的に稼ぐ方法は割とオススメです。
受験の追い込み時期に稼げ!
また1月、2月は受験生の追い込みの時期で、土曜日・日曜日にも授業を行う教室が増えてきます。
日曜日は教室長が休みでも、リーダー講師などが「教室長代行」となりアルバイト講師のみで教室を開ける場合もあります。
1月2月は土日出勤すれば月に2~3万円の上積みが可能です。
普段は稼げる額に限界がある塾講師ですが、学校の長期休みに合わせてガッツリ稼げます。
うまく利用していきましょう。
教育関係のアルバイトの掛け持ちは禁止です
ちなみに塾と塾や、塾と家庭教師など、教育関係のアルバイトを掛け持ちすることは原則禁止です。
会社の規則として雇用するときに伝えているはずです。
バレ方によっては裁判沙汰になりますので、かけもちは絶対にやめましょう。
他業界はOKですが、念のため教室長に確認を取りましょう。
最後に
アルバイト選びは、綺麗ごとを言えば
でも結局は金です。稼げなかったり環境が悪かったら選び直しましょう。

いろいろな仕事を経験して知見を広めている人も、企業は魅力を感じてくれます。「自分に合っている職種・業界を探してみたかった」で十分面接官を納得させられます。
1か月おきにコロコロ変えるのはさすがに印象悪いのでやめましょう。1か月はようやく仕事を覚えた頃ですし、そこで辞めるのは「飽きっぽいのか?」と見られる可能性の方が高いです。
半年~1年ぐらいの間隔で、いろいろなアルバイトに挑戦するのも決して悪くない働き方です。
まだ塾業界見てないぞ!という方は是非覗いてみてください。