【塾業界は営業職向きです】営業が嫌で塾業界にいったら痛い目に遭いました。

塾講師

こんにちは、トカチです。

 

僕が塾業界をたった3年で辞めてしまった理由は「営業が嫌だったから」です。

「塾講師は教えるだけが仕事ではない」
というのを理解していても、いざ本当に営業活動を強いられると心が折れました。

今回は「営業職は向いてないし、塾講師やってみよう」と思っている人に向けた内容です。




塾業界は営業職向きの業界です

塾業界の目標は、

  • 生徒を増やす
  • 授業料を沢山集める
  • 会社を潤して社長を喜ばせる
会社に勤める者として、より多くの売り上げを追及するのが仕事です。
極端な話、合格実績が良かろうが悪かろうが、給料には影響しません。

会社が求めているのは合格率100%ではなく、生徒を一人でも多く集めることです。

もちろん「合格実績」や「成績アップの実績」は宣伝効果が高いので、学習指導の実績作りも重要ではあります。

あくまでも手法の一部で、最終的に会社からは「生徒を増やせ」と言われます。

学校のアイドルが入塾して、オッカケがたくさん入塾した話

丁度僕が教室長になって丸1年が経過して、そろそろ心にヒビが入り始めた頃です。

中学3年生の女子生徒が入塾したのですが、どうやらその子が学校のアイドル的存在だったらしいんです。タレント事務所に所属していて、学校に行けない日もあるので塾で補うという話でした。

 

その日から2週間、引くぐらいの数、男子生徒の入塾手続きの問い合わせが来ました。

そろそろ受験の事も・・・とか、塾を変えて心機一転・・・とか。ぜってーあの子目当てでした。

 

結果的に数週間の間に、他の教室をブチ抜いて営業成績TOPに踊り出て、会社では神扱いされました。「何したの?どんなチラシ配ったの?」と営業行動について同僚からめちゃくちゃ聞かれました。

「学校のアイドルのオッカケが団体で来た」
とは言えませんでした。言えませんよね。

たとえバズっても終息したら出来損ないに逆戻り

その月は全社TOP3に食い込む大躍進を遂げましたが、翌月は無事ビリ争いに戻り、上司に怒鳴られる日々に戻りました。あ、塾業界でも怒鳴る上司っていますからね、フツーに。

眼鏡をクイクイしながら静かにお説教とかドラマの世界だけです。

 

営業を避ける為に塾業界を選ぶのは悪手です。

塾業界には営業職を避けた人が多い

「教育を仕事にしたい」という人は、今も昔も多い傾向にあります。
特に中学生や高校生は受験や面接で将来を切り開く経験を積みます。より一層明確に「先生になりたい」と考える割合が増えていきます。

教師以外の「将来の夢ランキング」は、公務員・医者・看護師・クリエイターです。「営業」とは一定の距離を置いた職業ばかりですよね。

教育を仕事にする方法

教育を仕事にする方法はいろいろあります。

  • 教師になる
  • 塾講師になる
  • 教材会社に勤める

この中で最もハードルが低いのは塾講師です。おそらく圧倒的にハードル低いです。
アルバイトがその仕事の一端を担えるぐらいですからね。

会社が正社員に求めるのは指導力ではありません。

会社が正社員(教室長)に求めているのは信頼と実績です。

指導をする力はあって当然。会社が求めているのはその先で、

地域の信頼を得て実績を上げる、つまり生徒を増やすのが求められる正社員像です。

 

具体的な塾業界の営業行動

塾業界の営業はかなり泥臭い
塾業界の営業スタイルは主に3つです。

 

  • 学校前でのチラシまき
  • 友達に紹介をお願いして回る
  • 保護者面談でも友人紹介、兄弟の紹介をお願いする

 

チラシをまきにいくのは登校時間に合わせてです。放課後は部活やらで分散してますからね。

早起きはつらいよ

塾講師は基本的に夜中に帰宅するので、早起きが苦手です。しかし一度スーツに着替えて出かけてしまうと帰宅する気にもならず、ファミレスでのんびりした後出社します。夜の眠さが尋常ではありません。

友人紹介ローラー作戦

その他はとにかく「友人紹介」をお願いして回る作業です。授業に来る生徒ひとりひとりに毎日のように声かけする姿は、まさにローラー作戦。

 

顔を合わせる度に「お友達を・・・」と言われる生徒の気持ちはどうだったんでしょうかね・・・・。それでも生徒を増やさないと上司に怒鳴られるのでやるしかありません。

 

しかし、どんだけがんばっても増えない時は増えません。

上司からの容赦ない叱責

声掛けして回っても、チラシを配りにいっても、生徒の成績が上がっても、生徒が増えないときは増えません。

そして上司から電話がかかってきて、今日の声掛けは何人やったのか、チラシは何枚配れたのか、興味ありそうな生徒はいたのかなど、ドラマで見たことある怖い人みたいな巻き舌で怒られる感じです。

お友達紹介をお願いしすぎて嫌われる

生徒「せんせーうざい」

たぶん僕はこの一言で、心が折れたんだと思います。

勉強して成績上がって喜んでもらって「せんせーありがとー!」を糧に仕事してました。
それなのに会社の期待に応えるために「うざい」と言われなければならない現実。自分の中で納得がいきません。押し殺しましたけどね・・・

監視体制が厳しくなり僕の中で何かがキレる

生徒の増える勢いが弱いからと、上司も保護者面談に同席するようになりました。教室内では割と生徒からも保護者からも慕われていた僕ですが、上司の同席により雲行きが怪しくなってしまいます。

結果的に上司に教室をジャックされて、「僕の居場所どこ」って感じで辞めました。

上司「まだまだ人数少なくて教室寂しいでしょ、ごめんね」なんて保護者・生徒に言うもんだから、保護者の方にも心配されちゃいましたよ、「パワハラうけてます?」みたいなw

そんなことを繰り返しているうちに、段々と仕事へのエンジンがかからなくなってくる自分に気づき、辞めることになりました。

【経験談】塾講師正社員を3年でやめた理由。理想と現実のギャップ

2018年10月17日

メンタル弱者に塾講師は向かない

実の兄貴(営業マン)に辞めた経緯を話したら笑われました
結局のところ、僕のメンタルが弱すぎの甘ちゃんだったということです。

辞めてからの10年間で世の中をそれなりに見てきました。すると自分の甘さとか自覚の弱さに気づかされることが多いです。

学生時代に見た塾講師像をそのままイメージして就職したのが、失敗の最大の原因かなと思います。

 

営業が得意な人は塾業界でも成功します。

理解できなかった「教育=売り物」という考え方
僕の中ではこれにつきます。教えることを売り物にする考えに至らず、会社の方針に染まることができませんでした。

周りの教室長には「それはそれ、これはこれ」と上手に切り替えている人がたくさんいました。

切り替えているのか、気にしていないのかはわかりませんが、「ちゃんと宿題やらないとダメだろ!どあほう!」の説教直後に「友達紹介よろしくね」を言えちゃう感じですね。普通言えませんよ。

営業が得意な人、切り替え上手な人は塾業界でも余裕でやれるんだろうと思います。小学校中学校の学習は、3か月ぐらいかけてみっちり復習すれば思い出せます。年号1個1個まで覚え直す必要はありません。

 

改めて塾業界に行っても成功する自信はありません。

僕がそもそも塾業界にいったキッカケは「稼げそう」だったからです。
もちろん教育が好きというのもありますが、塾講師=金になるイメージが先行していたように思います。

確かに生徒を増やせば稼げます。しかし山あり谷ありなのは皆いっしょです。
長く続け、稼げるようになるコツは

いかに谷の期間に頑張れるかに掛かっているんだと思います。

今の僕もたぶんおそらく絶対無理ですね。
人格否定するかの如く怒鳴り散らしていた上司がフラッシュバックしてきます。あの人訴えたら勝てるかもしれない。

 

それでも「やってやろうじゃないの」と思えるアナタは向いてます。

実の兄貴(営業マン)

上司の叱責?

生徒からの「うざい」?

保護者からの同情?

そんなの気にしてたら仕事できないよ!ワッハッハ!!

 

つよい。

 

これぐらい明快に考えを切り替えて、「やってやろうじゃないの」と思えるアナタなら塾講師に向いていると思います。

稼ごうと思えば稼げますからね塾講師。

個別指導塾の教室長のリアル年収を公開します。

2019年3月6日
僕で年収300万ぐらいでしたが、もらってる人は倍もらってましたよ。同じ給料システムなのにおかしい話です。マッタク。

たとえ兄弟でも営業に向く向かないは違います

ちなみに僕の兄貴は営業マンとして20年ぐらい仕事していまして、その間5回ほど営業成績TOPで会社から海外旅行プレゼントされるほどバリバリです。

兄弟とは思えません。

 

同じ職種でも企業によって仕事の背景は様々

「塾業界の裏側はガッツリ営業だ」と知っている人は経験者ぐらい

生徒は勝手に集まってくるでしょ?的なことをよく言われますがそんなことありません。泥にまみれてます。

有名予備校はもしかしたら自然と集まってくるかもしれません。お金かけてCM流してますので実際はどうかわかりません。

 

塾業界は学習を使った営業職!

営業職だという覚悟を持って飛び込めば、普通のサラリーマンより稼げる職種なのは間違いありません。

時には登校時間にチラシ配りをし、昼間はマンションにポスティングをしに行き、帰りに違う学校でチラシまきをする、そして授業、なんていう日もあります。

「こんなことしても意味ないんじゃ・・・・」と思ってしまうのが僕のようなアマちゃん。

「1人でも多く気に留めてくれたらいいな!」と思えるのが営業マン。

さぁあなたはどっちでしょう?