こんにちは、トカチです。
北海道は国内有数の観光地です。美しい自然、美味しい料理でのおもてなしは、日本のみならず海外からの観光客にも大好評です。
しかし、点在する観光地と観光地の間を移動するには、バスや電車、目的地によっては飛行機を使う必要があります。(徒歩や自転車やタクシーは無理です)
そんな北海道旅行の移動手段に私はレンタカーを強く推奨します。
目次
北海道はでっかいどう
北海道の面積はおよそ8万平方キロメートル。九州の2倍ぐらいあります。でっかい。

でかすぎて距離感がつかみにくいので、車での移動時間の目安を一覧表にしました。札幌から北海道の主な観光地までの時間距離です。
移動場所 | 下道 | 高速道路 |
---|---|---|
札幌 ⇔ 千歳 | 2時間 | 1時間少々 |
札幌 ⇔ 帯広 | 5時間 | 3時間 |
札幌 ⇔ 旭川 | 3時間 | 2時間弱 |
札幌 ⇔ 函館 | 6時間 | 4時間半 |
函館までの高速道路は途中までしか通っていません。札幌から3時間ほど高速で残り1時間半は下道をいきます。
網走監獄や知床半島、根室は道東と呼ばれ、車で行くよりは一度飛行機に乗ってしまった方が早いです。あるいは釧路空港や中標津空港(道東の空港です)に直接来る方が無難かもしれません。
北海道旅行はツアーがたくさん!
北海道旅行をネットで探すと、旅行会社が企画したツアーがたくさん出てきます。
人気のコースは、旭川・富良野、そして函館を観光する長距離移動ツアーです。
夏場は特に富良野・美瑛のラベンダー畑が見ごろを迎える為、地元の日帰りツアーも盛況です。
ツアーにもいろいろあるので、タイプ別に紹介します。
弾丸タイプ
弾丸バスツアー
朝5時 おはようございます!これから朝市の海鮮丼を食べに行きます!
朝7時 それでは3時間かけて旭川に移動します!旭山動物園いきますよー!
午前11時 動物園は2時間自由行動でーす!バス集合遅れないでくださいねー!
午後1時 はい、ラーメン!
午後2時 はいそれでは富良野へ向かいまーす!
午後5時 今日はこちらトマムのホテルで宿泊でーす!明日は5時起きで函館に出発します!
極端ですがこんな感じ。有名スポットをピンポイントで選んでどんどん回っていくスタイルです。
メリット
- 1回の旅行で、いろいろと回りつつ有名どころを抑えたい人にはオススメ。
- ツアーに組み込まれてるプランをトータルすると、自分で行くより安価なことがほとんど。
デメリット
- ツアーのほとんどが移動。覚悟して応募すべし。
- 空間が狭いので、残念な人がツアーに混ざっていると思い出が台無しになることも。
- 自由度はほぼなし。フリータイムは夜、宿泊ホテルについてから。
集中タイプ
1つの街を長い時間かけて回るツアーです。
函館・札幌・旭川の3都市ではよく見られます。特に函館は観光施設が豊富にあるため、2日間かけてフルで回るツアーなんかもあります。
メリット
- 1つの街に滞在する時間が長い為、その街独特の雰囲気などを感じ取ることができる。
- 有名スポット以外の「地元オススメ」のような場所にも目を向けることができる。
デメリット
- 街の施設観光に特化した場合、「北海道の自然・風景」に出会えず終わる場合がある。
- スポット不足で、行き場のないフリータイムを過ごすことがある。
バランスタイプ
2~3都市を回りつつ、それぞれの街で半日~1日時間を取るツアー。
今の主流はこれではないでしょうか。見どころが多い街には時間を割き、移動ルート上のスポットも廻るスタイルです。
メリット
- 時間をかけて街を見ることができるので、各観光地でのフリータイムが設けられるなど自由度が高い。
- 移動に拘束される時間がそれほど長くなく、見て回る時間の割合が多い。
デメリット
- ツアー内容がどれも似通ってしまう。
- 北海道でバランスのいいツアー=旭川から富良野経由札幌行きがほとんど。あるいは函館周辺巡り。ワンパターン。
フリータイプ
ホテルと飛行機だけとって、観光は全て自分で組むスタイル。
格安航空とホテルの早割を併せると、羽田⇔札幌の往復チケットとホテルが1万円を切ることもあります。
その代わり、自分で行程などを組む必要があるため、他ツアーに比べると手間や労力が増えます。
移動手段はJR、バス、札幌市内であれば地下鉄、あとはレンタカーです。
メリット
- 行きたいところに、行きたい時間に。
- 空き時間ができた時に、予定になかった場所に行くなど自由度が高い。
- オッケーグーグル任せのブラリ旅も可。街ブラならぬ街ドラ(イブ)。
デメリット
- 諸々込込のツアーに比べ、食費・移動費などを合わせると費用は高くつく。
- 事前にいろいろと調べたうえで1からプランを練る必要がある。
- レンタカーの場合土地勘が無い場所を運転する為、運転をする習慣があるか、長距離運転の経験があることが望ましい。
私がレンタカー旅行を進めるワケ
北海道にはたくさん街があり、それぞれに特徴や名所・グルメがあり、街と街の間には山や川、畑、農場があり自然にあふれています。
札幌で30年以上暮らした今でもドライブで郊外にでたときは、牛を見て興奮しますし、あたり一面畑が広がる風景に声が出ます。自分で運転すると、いろいろな風景や物に気付くことができます。
そしてなんといっても、点在する観光スポットを思ったように回ることができる。
街の中心から離れたスポットは、バスツアーだといけない場合がほとんど。旭川や帯広などは車で15分圏内スポットが数多く存在します。夜景スポットなんかがそうですね。
名所とよばれる場所は、どうしても観光客向けの趣向が凝らされ「THE・観光地!」という雰囲気ができてしまっています。しかし、アクセスの悪いスポット(いい意味で)はその場所の良さをありのままの形で享受することができます。
人が集中して押し寄せないので「静か」という点でもいいと思います。
食事に関しては「そろそろご飯にしよう、オッケーグーグル」。機動力の面でレンタカーを選んでよかったと思える瞬間ですね。
レンタカー旅行の欠点と注意点
費用が高くつく
レンタカーの費用は結構かかります。
一泊二日のレンタル代1万円弱。ガソリン満タン5000円ぐらい、高速料金などでさらにという感じ。札幌から函館方面・十勝方面は端っこまでいくと5000円ほど高速料金がかかります。
合計2万は見ておいた方がいいでしょう。さらに1泊追加につき+1万ぐらいです。
また駐車場探しが結構面倒です。街中のコインパーキングは狭い土地に無理やり作っている構造が多いので、停める際に緊張感があります。
道に迷う
一本道が多い北海道ですが、道を間違えると結構厄介です。(今はカーナビがあるし、無くてもスマートフォンで対応可)
間違えた道を走り続けるほど怖い事はありません。10kmぐらい簡単に無駄に走れちゃいます。
怪しいと思ったらすぐに、現在位置を確認するようにしましょう。
スピード超過に超注意
北海道は広くまっすぐで交通量が少ない道が多いです。
ついついアクセルを踏んでしまいがちですが、覆面パトカーやネズミ捕りが結構いらっしゃいます。
せっかくの旅行で警察のお世話になってしまっては、その後のテンションに多大な影響を及ぼすことになります。
制限速度+10キロぐらいまでは大丈夫だとは思いますが、それ以上出さないようスピードメーターをチラ見運転を心がけましょう。
ぶっ飛ばして追い抜いていく車も目にします。いつか痛い目を見る予備軍だと割り切りましょう。
煽られても焦らずマイペース。片側一車線の道で煽られてるなーと思ったらハザードつけて路肩に寄って抜かせましょう。割とよくある光景ですので恥ずかしい事ではありません。
最後に
レンタカー旅行をオススメしたいと思って記事を書いたのですが、意外と注意点の方も書くことありました。
ルールを守り、
事前準備をしっかりして、
ある程度の出費を覚悟すれば、
レンタカーでの北海道旅行がより良い思い出作りになりますよ!
と、言いたかったのです。
北海道にお越しの際は、ぜひレンタカーで回ってみてはいかがでしょう。