中学生はいつから塾に通い始めるのがベスト?タイミングの決め方を説明します。

こんにちは、トカチです。

 

大学卒業後3年間、個別指導塾の教室長を経験しまして、その情報を発信しています。

 

今回は塾に通い始めるタイミングについてです。




みんなが塾を考えるタイミング

入塾する生徒が集中する時期と、ほとんど来ない時期がある。

1年の中には入塾ブームが5回ほどあります。パターンは3つです。

生徒が集まる時期
  • 夏休み・冬休みの講習会
  • 学年が変わる時
  • 定期テストの後

夏休み・冬休みの講習会から通い始める理由

夏期講習・冬期講習は短い日程でたくさん授業を受けらえる、短期集中型の講義です

「試しに講習から通わせて、良かったら続けさせよう」という考えが非常に多いです。そして9割は続けて通うようになります。理由は「続けて通えばお得なキャンペーンがあるから」です。

続けて通うなら講習会費用30%オフ!
といった感じです。

 

入塾の理由を聞くと、僕の体感ですけど7~8割は

「なんとなく、そろそろ塾行こうかなと思って」

 

「成績が下がった」とか「目標が出来た」などのハッキリした理由で塾に来る生徒は実はあまり多くありません。

後述しますが、入塾生が一番多いのは「部活が終わったしそろそろ」という夏休み前の中学3年生です。

 

学年が変わる時に塾に通い始める理由

春期講習のキャンペーンが一番熱い場合が多い

学年が変わるタイミングに塾を検討する理由も、「なんとなく〇年生になるし、そろそろかなと思って」とボンヤリな場合が多いです。

ただ夏休み・冬休みよりも

ここにタイトル
春期講習のキャンペーンが激熱です。

ここで入塾してくれれば、アレもコレもお値引きしちゃいます!お得です!

なぜならここで入塾してもらったら1年間の売上確定ですから!学年によっては2年3年です!中学3年の冬休みに入塾する生徒とは、わけが違うわけですね。

あまり知られていませんが、春休みのキャンペーンが一番お得なので、検討の余地ありです。

 

定期テストのあとに塾に通い始める理由

成績が下がって塾に行けと言われたから
テストが難しかったのか、やる気が下がったのか。とにかく数字が悪くなったので塾に行って回復させたい!ということです。

テスト結果を見てすぐ塾に通うメリットは「そのテストの復習からスタートできる」ということ。

テストから時間が経ってから入塾すると、通常のカリキュラムに沿った内容になってしまいます。ピンポイントの復習に取り組めない可能性が高いです。

とりあえずダメだったところの克服作業をしたい!という人は一日も早く塾探しをしましょう。

塾に行き始める人が一番多いのは中3の夏休みです。

 

ここにタイトル
塾に通い始める人が最も多いのは夏休み前の中学3年生です。
夏期講習からのスタートですね。

理由は2つです。

中3の夏から通う理由
  • 部活を引退した
  • 皆が急に通い始めた

部活をやっていた人は、切り替えのテンポもよく勉強モード突入が早いです。

「親に言われて渋々来ました」という人が多いですが、割と素直に次なる目標「受験」に向けて動き出します。

中学3年生の入塾ラッシュは6~7月

4月から6月の間にほとんどの部活が終わりを迎え、終わった人から塾探しに動き出します。

「塾どこいってる?塾どうする?」

探り合いをしつつ危機感を煽り合っていく時期です。

 

夏休みが始まれば、中3の塾探しの動きは終わり、あとは勉強あるのみです。

「2学期から頑張ろう」と夏期講習をパスしようとする人もいます。しかし大体の場合

山田も鈴木も佐藤も部活終わった途端塾行き始めた!母ちゃん俺も行かないと!
と焦って塾を探すことになります。

中3の夏休み前の入塾ラッシュは1年の中でもトップクラスです。

みんなはいつから塾に通い始めましたか?

 

繰り返しになりますが塾に通い始めるタイミングは3つです。

塾に通いはじめる3パターン
  • 学年が上がったとき
  • 成績が下がったとき
  • 受験を意識したとき
そして入塾希望者が最も多いのは中3の夏です。

「受験を意識する生徒」が集中する時期だからですね。

 

その次に多いのが「学年があがったとき」

  • 中学生になったから
  • 中2だしそろそろ・・・
  • 中3だ!受験だ!

学年が変わる直前は「学年末テスト」と「通知表」のダブルパンチが入ってます。KO寸前で塾に転がり込んで来る人もいます。

 

✓成績の不安は年中行事

成績が下がった生徒は、1年通して希望者が来ます。

前回のテストが悪く、次のテスト前に対策をと授業を受けに来る生徒は多いですね。

あるいはテストが終わって成績が下がったので取り戻すために塾へ行くかのどちらかです。

 

✓悪いキッカケばかりではありません

テレビや本の影響で「やりたい事、行きたい大学」などの目標ができてというパターンもあります。

宇宙飛行士になるためにT大行きたいんです!

人数は少ないですが、向上心に駆られて塾に来る生徒もいます。

塾講師がオススメする入塾のタイミング

 

結論から言えば「早ければ早いほどいい」です。

小学生のうちから十分な勉強量を確保しつつ、定期的に模試を受けます。

自分の学力と選択肢を把握しておけば、何の不安もなく受験シーズンに突入できます。

 

とはいえ費用面や部活との兼ね合いもあります。

最初からフルスロットルでは途中で挫折してしまうかもしれません。

 

塾に通い始めるタイミングTOP3についてメリット・デメリットをまとめました。

目標・学習環境・性格をイメージしてから読んでみてください。

塾に通い始めるタイミングTOP3

中学校入学と同時に通い始める

中学校に入ったし、とりあえず塾行こう

そんな適当な?!と思うかもしれませんが、結構あるあるな理由です。

この時期に入塾すべき生徒の特徴は

  • 明確な目標がある。
  • 日々の学習を厚くやっておきたい。
  • わからないことを放っておきたくない。
  • 模試などを受けて、早くから受験の空気を知っておきたい

早い時期から受験に向けた対策をして、中3になってから困らないようにしたい人向けです。

早くから塾で勉強を始めるとメリットがたくさんです。

早くから塾に通うメリットは2つあります。

 

  • 学校+塾の2段階学習で定着力アップ
  • 塾に成績データが蓄積される

 

✓中学校の学習は、広い範囲を浅く学習します。

重要なワードがたくさん出てくる割に、深掘りせず駆け抜けていくスタイルです。そのせいで「学んでは忘れる」を繰り返す学習になってしまいます。

学校と塾の2段階で学べば、1回だけの学習よりも遥かに脳への定着率が上がります。

定着率が高ければ高いほど、時間を空けても思い出しやすくなります。

中1で学習した内容を中3になってからもう一度学習しますが、その時に2段階学習の効果が発揮されます。

 

✓塾で定期的に模試を受けましょう

各都道府県で、高校受験向けの模擬試験があります。

北海道「道コン」、東京「Vもぎ」、大阪「進研Vもし」

試験範囲は「学習を終えているところまで」ですが、模擬試験をうけて試験慣れできるのも塾の魅力の1つです。

学校の定期テストとは違い、「受験番号」を書いたり100点満点じゃなかったりと、独特の雰囲気を味わうことができます。

デメリットもあります。

早くから塾に通うデメリットは2つあります。

 

  • ガス欠やマンネリによる、やる気減退
  • 通い続けるには費用がかかる

 

塾通いの大敵はマンネリです。

マンネリは「飽き」と「惰性」が原因で起こります。

気合とか根性で解決できれば苦労しませんが、大抵の場合そう簡単にはいきません。

マンネリ化した子供をよみがえらせるには

やってしまいがちなのが「塾を変える」ことで、これは最悪の方法です。

親は「塾に飽きた」と思うかもしれませんが、既に「勉強が嫌になっている」んです。

「なんのために勉強しているのか」を見失っています。

 

「部屋の模様替えをしたらやる気が出た」という話を聞いたことがあると思いますが、半分間違いです。

やる気が出たのは「リフレッシュ」したからで、効果は数時間しかありません。

次の日にはやる気は落ちていて、また模様替えをしなければなりません。

 

マンネリ化した子供をよみがえらせる方法は、目標設定のやり直しが最適です。

 

 

塾を変えてあげることでリセットするという対応策もありますが、あまりオススメはしません。

結局長続きせず、「塾やめ癖」「勉強手抜き癖」がついてしまい、続かないのは塾のせいと決めつけてしまうのはよくありません。

そのために親としてできることは、

日ごろから塾での勉強の状況を知ってあげること、また成績の上がり下がりに関係なく褒めポイントを見つけて、モチベーションを維持してあげることが大切です。

 

塾としての対応・対策としては、入塾のときに目標を「生徒目線で」共有することに重点を置きます。

お金を払っているのは親ですし、親の希望を聞くのは大事なことではあります。

ですが、勉強をするのはあくまでも生徒自身です。

本人の意思とかけ離れた指導をしてしまっては、上がる成績もあがりませんし長続きしません。

できるだけ生徒の考えに沿って、目標建てをすることが大切です。

あまりにも低い目標を掲げた場合はもちろん修正させます(笑)

 

また2~3か月に1度、現状を把握するために面談を行い、定期テストや模試のリアルな点数で目標への距離を知り、必要な学習量、目標の再設定などを行うことも非常に大切です。

中学校の3年間って大人になった僕たちが思い出そうとしても、断片的にしか記憶のないあっという間な期間です。

しかしその時期を生きる子供たちにとっては、毎日のように新しい刺激を受け、成長している時期です。

 

ある日テレビを見て、突然宇宙飛行士になりたいと思う日が来るかもしません。

いつ、どのタイミングで目標を持つかわからないのが中学生の時期です。

 

僕が見た生徒の中にも1人そういう生徒がいました。

中1の1学期から塾に通い始め、常に学年で上位の成績を取っていました。

札幌市の公立の進学校に進むという目標の元、真面目に取り組む非常に優秀な生徒です。

また部活でバドミントンにも一生懸命取り組んでおり、結構な実力でした。

中学2年の夏に全国大会に出場するほどの実力で、彼にとってはこの出場が転機となります。

運動系の部活を経験していない僕でも、中2で全国行くことの凄さは何となくわかりました。

そして大会終了とともに勉強の方針を変更、スポーツが盛んな私立高校で「特待生」になれる成績で入学するという目標に切り替えました。

具体的には受験科目が国語・数学・英語の3科目のウエイトが高い為、勉強の量をそちらに重点を置くようになったという感じですね。

結果的に無事特待生として合格することができ、そのまま大学・実業団へと進んだそうです。

 

この生徒の場合は、もともと勉強が得意だったとはいえ、国語の点数が他の教科よりも低い傾向にありました。

そのため、目標を切り替えたころから国語の問題を毎日解いて、本を読む習慣つけるようにするなど、対策を早め早めにとることができました。

 

たとえ勉強が苦手でも、得意な単元、興味を持てる科目を知っておくことが、後に大切な情報となることは言うまでもありません。

 

 

2.勉強のつまづきを感じたら始める

勉強・部活と色々とやりたいことが多い中学校生活。

学校の授業をしっかり聞き、宿題をやり、復習を自分でやれる生徒は中2の1学期ぐらいまでは無難についていくことができます。

しかし中2の2学期あたりから、理数系の科目(英語・数学・理科)でつまづく生徒が増えてきます。

つまづくというのは、復習しても疑問が解決されずに残ってしまう状態のことです。

そのせいで宿題や復習がができなくなり、未解決状態で次に進んだ授業も引き続きわからない。

まさに負のスパイラルに陥っています。

そのあたりから勉強面で何かしらのサポートが必要なのでは、と考えるようになります。

 

つまずくタイミングは一人ひとり違いますし、つまずいても「まぁ何とかなる」と考えて対策をしないままズルズルいく生徒も多いです。

そして成績が下がり続けて、いよいよヤバいと塾に駆け込むパターンは王道といえば王道です。

 

子供自身が危機感を感じず、親が注意してみてあげないと「ヤバさ」に気づけないことが主な原因です。

そして気づくキッカケの王道パターンが、たまたま見つけたテストの答案用紙の点数が30点とか40点!

こんな点数見たことない!とびっくり仰天家族会議 って感じの流れですね。

 

生徒本人が「これはさすがにマズい」と感じていれば、塾に通い始めてからも頑張れるのですが、「ついにバレちまったか・・・」という態度がアリアリな生徒の場合かなり塾側も苦労します。

成績の低下がバレそうな数々の修羅場をくぐってきただけに、勉強をしたくないアピールが上手なんですよね!(笑)

授業中に関係ない話をしようとしたり、宿題をやり忘れても悪いと思っていなかったり。

言い訳の数々もなかなか年季が入ってて、ある意味すごいなと思わされることもあったりします。

 

そんなモチベーションの生徒なので、家では壮絶な塾のネガティブキャンペーンを展開するといった話もよく耳にしました。

そういった展開が予想される場合の打開策としては、

  • 慎重に塾を選ぶこと。
  • 塾に行くことは確定でその先は生徒に決めさせること
  • 目標や約束を増やすこと

が必要になります。

特に塾選びは重要です。

つまずきを感じた場合は塾の選び方が非常に重要

つまずきを感じてからの塾の選び方についてはこちらの記事に書いています。

中学3年生向けに書いた記事ですが、塾を選ぶ際に気を付けるポイントとしては共通している部分が多いです。

塾を選ぶ上で特に重要なのは指導形式

つまずきを感じてから通う塾としては「個別に」「復習単元」も対応できる個別指導形式がいいですね。

わからないところを克服できた!という成果が見られやすいです。

一斉指導型の塾だと授業のペースがあるため、塾でも置いていかれてしまう危険性が高いです。

 

気を付けなければならないのは、ハマらない塾に行ってしまった場合「塾不信」に陥るパターンです。

中2~中3にかけては、つまづく単元の連続です。

ただでさえ嫌いな勉強なのに、塾の雰囲気や先生の教え方・対応などに不満を持ってしまっては、「もう行きたくない」と言い出すのも時間の問題です。

 

勉強が嫌なのに、さらに勉強の習い事を始める。

子供にとってはこの上ない苦行です。

少しでも前向きに塾に通ってほしいと願う親にとっては、塾の「合う合わない」はとても気になるところですよね。

塾に通い始める際は、「体験授業」や「夏期講習・冬期講習」というような短期授業を受けてみてから考えるというのも1つの手でしょう。

僕もそうでしたが、生徒を入塾させたいがため、面談等ではいろいろなことを言います。

それはそれとして聞いて参考にするのは全然問題ないですが、通うのはあくまでも生徒であることを忘れてはいけません。

1度家に帰って「どうだったか、続けてみたいか」といった本音を聞いてみるといいでしょう。

受験シーズンスタートの中学3年の夏に始める

冒頭にも書きましたが、中3の夏で部活を引退し、勉強に本腰を入れるため塾に通うパターン。

塾業界の中ではこの時期の入塾は、中学3年生を中心に非常に多いです。

夏期講習からスタートパターンです。

 

今まで塾にいた生徒も、これから始める生徒も、いよいよ受験戦争のスタートというところで熱気がある時期です。

受験までは残り半年ちょっとという時期ですので、受ける高校がある程度絞られています。

その中でも少しでも学力を伸ばして偏差値の高い高校へ、ということはまだまだ十分頑張れる時期です。

 

受験シーズンから通い始めるメリット

この時期に塾に通い始める生徒で、急激にテストの点数が伸びる子がいます。

基礎学力はあり、それなりに勉強をしてきたが、勉強の仕方が悪くてテストの点数に反映できていなかったパターンです。

塾に通って勉強をし始めた結果、テストの点数が上がったり授業の理解度が向上するなど、成果が目に見えて出てくるため、モチベーションが高い状態を維持することができます。

 

また、この時期に塾に通い始める生徒が多いため、ある種の「仲間意識」から孤独感を味わうことがないというメリットもあります。

中3の夏休み(8月)から受験(3月)までの約半年という短期決戦です。

僕が務めていた塾にこの期間通った生徒の多くは、「あっという間だった」という感想を持っていました。

 

短期決戦のデメリット

先ほど出てきた、急激に成績があがる生徒は実は注意が必要です。

短期集中への対応力は高く、一定の成果を挙げることができるのは先ほど述べた通りです。

しかし高校受験は中学3年間の集大成です。

どうしても学習内容の穴が見えてしまう時期がきます。

当然といえば当然なのですが、積み重ねた学習量が足りていないと、いざテスト本番を迎えたときにボロが出てしまう可能性が高くなってしまいます。

 

成績が上がっている時にバリバリだったやる気も、一定ラインから伸び悩んだり壁にぶつかってしまうと、ポッキリ心が折れてしまうことがあります。

また「成績が伸びたから!」といって実力よりも高い高校を受ける、チャレンジ受験に挑みがちな傾向もあります。

進路を決めるときは熱意やノリだけではなく、状況を冷静に分析して決めるようにしましょう。

最後に

塾に通うにあたり忘れてはならないのが、すっごい金がかかることです。

私が働いていた所で、中1、中2は授業料+教材費で年40万、中3で年60万ぐらいかかります。3年間通ったら150万ぐらいです。

親からしてみれば、高い金払ってるのに成績上がらなかったら等考えると、通い始めのタイミングは本当に悩みますよね。

普段から成績に関してコミュニケーションをとるなど、勉強や進学に対する意識を共有しておき、いざという時の学力への投資を躊躇なくできるようにしておくことが大切だと思います。

 

早くから通うことをオススメとは言いましたが、それは進路について高い目標を掲げている場合です。

時期が来てから頑張るという選択肢も全然アリです。

子供はのびのび育てたい。やりたいことをやらせたい。

そういった子育て方針であれば、勉強をメインにおく環境は適切な時期が来てからでも充分だと思います。

ただしその時期を見誤って、取り返しがつかない状況になってしまっては元も子もありません。

子供の目標と親の希望、そして期待できる結果を踏まえて、よりよい時期を見つけてほしいと思います。