何の為に勉強するの?に対するタイプ別返答

十勝です。

最近子供がいる親戚から勉強について質問されることが増えました。

私は5年ほど前まで塾で仕事をしていました。そのため身内からはよく勉強方法や進路指導について経験談を聞かれることがあります。

およそ3年ほど働いた塾業界でしたが、その中での経験を踏まえて話をしていますが、今回はその中でもよく聞かれる

子供から「なんで勉強しなきゃいけないの?」って聞かれたらどう答えればいい?

に対して、私が実際に生徒指導で話していた内容をお伝えしたいと思います。

こんな塾で働いていました

私が働いていた塾は、トップ校合格者何名!のような売り出し方をする進学塾ではなく、日ごろの学習習慣を一緒に作っていきましょうスタイルでした。もちろんテスト対策や受験対策もやりますが、根幹はまず家庭学習の時間を取ることを目標にしていました。

そういった塾でしたので、生徒によって目標も学習方針もバラバラ。なので個別指導の形態での授業を多く取り入れていました。

家庭学習の内容や指導の方針について個別に決めていく必要があり、生徒一人一人と面談をする機会が非常に多かったです。全生徒、月に1回必ず面談していました。

勉強の相談もあれば、学校の悩み相談もありました。今時の中学生は大変だなとその時思ったものです。詳しい話はまた別の記事で書きたいと思います。

 

何のために勉強するの?

勉強の好き嫌いや、テストの点数の高い低いに関わらず幅広くこの質問はされていたと思います。

この質問は答え方を間違えると、「じゃあ俺は勉強しなくていいや」とおかしな自己解決をしてしまう生徒がいるので、慎重に言葉を選びながら話をしていました。

具体的に目標がある生徒

進路逆引きしてそれに向けて具体的に勉強量や直近の目標を決めていけるので、それほど大変ではありません。特に北海道は進路選択が大量にあるわけではないのでより具体的にすることができます。

例えば、「車関係の仕事をしたい」という生徒に対しては車関係にはどんな企業があって、その企業にはどんな大学出身者が多くて、その大学にはどの高校に行く必要があって、その高校に行くためには中学校でどれぐらいの成績が必要で といった流れです。

たとえ目標が変わっても、車路線を基準に進路変更を考えることができるので、現状と照らし合わせながら相談していました。

目標が具体的ではない生徒

将来(10年後仕事を始める頃)の具体的なイメージを持っていないので、あーしてこーしての話ができません。

「今はできるだけ頑張っておいて、目標ができた時に困らないようにしよう」

この返答に理解を示す生徒に対しては、ちょっと高めの目標設定を更新し続け、実際に目標が定まってきたときに備えました。こちらのタイプは、内心こっそり目標を持っていることが多いです。人に言いにくい大きい目標(アイドルとか)を持っていることもあります。

目標を持とうとしない生徒

とにかく勉強が嫌い。怒られるから渋々やってるタイプはかなり慎重に挑みます。

勉強は将来役に立たないと決め込んでいるので、難しいんですよね。話の行き先としては

「努力した内容ではなく努力したことがあるか」

というところです。

今勉強している「連立方程式」は確かに大人になったらほどんど使いません。私も塾業界に入っていなかったら絶対に触れることはなかったと思います。

しかし、自分の進路を決める高校受験や大学受験、就職試験では出てくるんです。

また仕事が始まるとドンドン新しいことを勉強します。それは連立方程式よりもはるかに難しい内容かもしれません。

学ぶことに慣れているか、壁にぶつかったときに解決する方法を持っているか

それが身についていなければ、せっかく好きな仕事についたのに続けられず、辞めてしまうことになる可能性だってあります。そうならない為にも、

頑張る習慣を今のうちからつけておこう、テストで成果を発揮していこう

こういった流れの話で、もう少し分かりやすい言葉で話していました。硬い話し方をすると途中で飽きて聞いていないことが多かったです。話術って大事だと思いました。

 

まずは目標を共有することから始めよう

勉強は大事だとわかっていても、「じゃあ勉強します」とはならないのが子供です。そして勉強は親が頑張っても残念ながら子供の点数は上がりません。

だからこそ親はキツく叱るしか無くなってくるんですよね。

子供は子供で怒ってばかりだとか、俺の気持ちも知らないでとか反発する、そして悪循環へと進んでしまう、こういった家庭をいくつも見てきました。

親として何をしてあげられるかって、家庭環境やそれまでの付き合い方もあるので簡単には答えられないですし、これが正解ってのもないと思います。かといって「してあげられることはありません」というわけではなく

「目標を共有してあげてください。その目標に興味を持ってあげてください」

と伝えてきました。目標は直近のテストで何点取るでもいいですし、この高校に行くでもいい、この仕事に就くでもいいです。

テストの目標を決めたならテスト範囲を共有しましょう

高校の目標を決めたなら一緒にその高校を見に行ってあげましょう

仕事の目標を決めたならその仕事について一緒に調べてみましょう

といった具合です。それだけでかなり子供の姿勢は変わるはずです。かなりエネルギーを使いますが、怒鳴るよりはマシだと思いますので、ぜひ試してほしいと思います。